
伊東静雄様
七月十六日、辰雄
こんど「四季」を再刊させることになり、当
分小生編輯を引受けました。貴兄の御住所
なかなか分からず、失礼してをりましたが、
漸つとこれで届くだらうと教はりました。
もし詩がお出来になりましたら、一篇でも、
或は三四篇まとめてにても、結構ですから、
是非お送り下さい。〆切は毎月二十日となつてゐます。
八月二十日までにいただけたら第三号掲載、
原稿は角川書店 東京都板橋区小竹町二六九〇にお送り下さい。
小生病傷の上、田舎暮らしのため、思ふやうな
編輯も出来かねます、今後何卒御援助下さい。