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こんな調べものがありました
−レファレンス事例集−

堺市立図書館

コウサカという人の「名もなき人の命の尊さ」という本を読みたい(深夜ラジオで紹介していた)。 文学004
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回答
 "コウサカ"は「神坂次郎」のこと。深夜ラジオの番組名は「ラジオ深夜便〜こころの時代〜」。タイトルの"名もなき人の命の尊さ"は、番組のテーマ名"名もなき人々の命の重さ"と思われる。
番組の中で中心に紹介されていた『今日われ生きてあり』を提供。

調査のあしあと

 作者も書名も途中までしか覚えておられなかった。書名検索で"名もなき人"と「コウサカ」を掛け合わせてみたが該当図書なし。
インターネットで調べると、複数のブログで"ラジオ深夜便"が神坂次郎の特攻隊の本を紹介していると記述があった。その番組のテーマ名が"名もなき人々の命の重さ"であることもわかった。念のため、神坂次郎著作の特攻隊関連の資料を取り寄せ確認したが、“名もなき人々の命の重さ”のタイトルは作品内にも見当たらなかった。さらにインターネットで調べたところ、個人等のブログの紹介で、ラジオでは『今日われ生きてあり』を中心に紹介していたらしいことがわかった。

参考資料
今日われ生きてあり』新潮社、『特攻隊員の命の声が聞こえる』PHP研究所、『特攻―還らざる若者たちへの鎮魂歌(レクイエム)』PHP研究所、『特攻隊員たちへの鎮魂歌』(PHP研究所)
NHK"ラジオ深夜便"HP(掲載データベース)
2007年10月号の内容紹介
http://www.nhk-sc.or.jp/radio/data/list_03.html(平成19年10月19日現在)

参考
『特攻隊員たちへの鎮魂歌』巻末の著者略歴によると、『今日われ生きてあり』は昭和58年に発表され、昭和60年に刊行。平成12年に、同タイトルで雑誌"歴史街道"に連載を再開。それを単行本化したものが、『特攻―還らざる若者たちへの鎮魂歌(レクイエム)』



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