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1902年頃と2013年の写真

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1902年頃の写真 2013年の写真
撮影月日:2013年1月4日
撮影場所:大阪市住吉区遠里小野2丁目15-5
大阪市営おりおの住宅9階より北北西方向を撮影

『堺大観』第5巻、上記写真はp.30-31間に掲載、明治35年前後

大和川堤上より住吉遠望について

大和川の堤の上から住吉大社方面を撮影したものである。近くにはのどかな畑作風景が広がり、農作業の人々も見える。中央やや左よりに写っている汽車は、当時の「高野鉄道」(現在の南海高野線)。遠景中央に広がる林は、住吉大社の木々。遠景左端の灯籠は住吉大社の高灯籠(たかとうろう)である。その右の煙突は、西成郡粉浜村所在(当時)の明治紡績株式会社の工場の煙突である。


参考文献

『明治前期・昭和前期 大阪都市地図』、清水靖夫編、柏書房、1995年
『工場通覧』Ⅰ、1904年
『工場通覧』Ⅲ、1909年
『大阪府の百年』、山川出版社、1991年、p.54-56
『むかしの堺』、別所やそじ・尼見清市、あかがね印刷出版、1994年、p.150-152