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1902年頃と2012年の写真


1902年頃の写真 2012年の写真
撮影月日:2012年10月16日
撮影場所:堺市堺区南旅篭町東4丁1-4
大安寺方丈及び前庭
本堂前庭より方丈を中心に撮影

『堺大観』第4巻、p.44-52、上記写真はp.52-53の間に掲載、明治35年前後

大安寺方丈(松永久秀刀痕の柱)について

応永元年(1394)徳秀士蔭(とくしゅうしいん)によって開かれた、臨済宗東福寺派の寺。戦災では、表門と鐘撞堂が焼失した。本堂及び障壁画は国の重要文化財に指定されている。重要文化財のため普段は雨戸を閉め切っており、文化財公開日のみ雨戸を開けるが、ガラス戸の開放はほとんど行われない。中世の富豪・呂宗助左衛門(るそんすけざえもん)の邸宅を本堂としたので松永弾正(まつながだんじょう)による刀傷の逸話が残っている。


参考文献

『堺市史』第7巻,p.625-628
『堺の寺社建築』1、堺市教育委員会、2000年、p.33-35
『和泉名所図会』巻之一、秋里籬嶌、寛政7年(1795年)
『堺鑑』中、衣笠一閑、貞享元年(1684年)