堺市 図書館トップページ地域資料のページWeb版『堺大観』写真集>南宗寺境内肖柏の墓 
戻る
<< >>

1902年頃と2013年の写真

画像をクリックすると、拡大画像をご覧になれます。

1902年頃の写真 2013年の写真
撮影月日:2013年1月26日
撮影場所:堺市堺区南旅篭町東3丁1-2
墓の正面右斜め前より撮影

『堺大観』第4巻、p.27,p.36-40、上記写真はp.40-41間に掲載
明治35年前後


南宗寺境内肖柏の墓について

牡丹花肖柏(ぼたんかしょうはく)は室町時代の連歌師であり、漢詩・和文・書道にも優れ、酒を愛し風流を極めた人物である。85歳没。晩年、戦乱を避けて、堺の紅谷庵(こうこくあん)に住む。この地で過ごした7年あまりの間に、注釈無しでは内容を正確に理解することが困難であった『古今和歌集』の読み方や解釈を堺の門人に伝え、「堺伝授(さかいでんじゅ)」と呼ばれた。また肖柏は、外出の際は、角に金箔を貼った牛に乗ったといわれていた。


参考文献

『堺市史』第7巻, p.600-619,p.745-752
「南宗寺」(ガイドブック)
『南宗寺史』、曽根研三編、南宗寺、1927年、p.98-99
『和泉名所図会』巻之一、秋里籬嶌、寛政7年(1795年)
『堺鑑』中、衣笠一閑、貞享元年(1684年)