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1902年頃と2013年の写真

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1902年頃の写真 2013年の写真
撮影月日:2013年1月24日
撮影場所:堺市堺区南旅篭町東3丁1-2
南宗寺山内、「仏殿」より「禅堂」への廻廊の西側より坐雲亭・夢界堂を撮影

『堺大観』第4巻、p.22,p.24-26、上記写真はp.40-41間に掲載、明治35年前後


南宗寺境内坐雲亭について

左側の建物が山内で最古の坐雲亭。右側の建物が南宗寺再興に尽力した堺奉行、喜多見若狭守(きたみわかさのかみ)勝重(かつしげ)の位牌堂である夢界堂。両建物は戦災に遭わず当時の位置にある。背後に写っている開山堂は戦災で焼失した。この開山堂跡に徳川家康の卵塔があり、坐雲亭には2代将軍秀忠、3代将軍家光が元和9年(1623)相次いで訪れている。これらの事象で家康が大坂夏の陣の際、当地で死亡したとの伝説が生まれている。


参考文献

『堺市史』第7巻,p.600-619,p.745-752
『南宗寺史』、曽根研三編、南宗寺、1927年、p.7,p.65-66
『堺の寺社建築』1、堺市教育委員会、2000年、p.46-47