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東区を知る本 トピック編

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大美野田園都市は関西土地株式会社によって計画され、昭和6年から工事が始まりました。
噴水の広場を中心に8本の放射道路を設けたデザインは、欧州各国の視察を行った下村喜三郎によるものです。 中央図書館では、売り出された当時のパンフレットや絵葉書を貴重資料として保存しています。

野田城は南北朝時代、楠木正成に仕えた野田正勝が築いたとされている城です。
南海高野線北野田駅の南一番線路脇に「野田城址」の標柱が建っています。

大正6年に新国劇を創立した一人である倉橋仙太郎は、病を得て療養のため西野に移り住みます。その西野で「新文化村」を設立。民衆大学や民衆劇学校を開きました。映画スターの大河内傳次郎はこの学校の研究生でした。

堺・大小路から高野山へ向かう西高野街道、和泉から河内を横断して伊勢詣に使う伊勢道は東区を通る歴史的に重要な宗教・商業の道です。

狭山池は飛鳥時代にできた日本最古のダム式のため池です。余分な水を流す「洪水吐(こうずいばき)」を狭山池では「除」と呼び、西除川の名前はこれに由来します。西除川を使って配られた水は周辺地域の田畑をうるおしました。

◎織田作之助

大阪を代表する無頼派の作家、織田作之助は代表作『夫婦善哉』を北野田の自宅で執筆しました。
『高野線』は滝谷不動まで乗り過ごした織田が、亡くしたばかりの妻を回想しながら線路沿いを北野田まで歩いて戻る哀切な自伝的短編です。

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