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図書館トップページ> 調べもののページ> 「昔のくらし、昔のあそび」について調べたい |
親子の会話で、或いは同世代の人とのおしゃべりの中で「昔はこんな服を着ていたよ」とか、「こんな遊びがはやったね」などの会話が交わされる事はありませんか。
また高齢者の方が、昔の生活道具や写真などを見て、色々なことを思い出し、昔のことを語ることによって生き生きとしてくる、このことを、認知症の予防や治療に役立てる「回想法」 という取組みも注目されています。
ここでは「昔のくらし、昔のあそび」について書かれた本を紹介しました。
これらの本を読んだり見たりすることによって、今まで知らなかった昔のことを勉強したり、懐かしく思い出したり、また、異なる世代間で交流するきっかけにしてみませんか?
おもに、日本十進分類法の「382」(風俗史. 民俗誌.)「383」(衣食住の習俗)「384」(社会・家庭生活の習俗)・・・と民俗学の方面から資料を紹介しましたが、その他の分野の本も一部載せています。
読みたい本が見つかったら、それらの本と共に、ひととき、タイムスリップをお楽しみください!
まずはおおまかに、「昔のくらしについて知りたい」と思った時、このような本はいかがでしょうか?
「人の暮らし方」を「一日」、「一年」、「一生」という時間の単位で区分し、その各々の中で、日本人のくらしについて考えるというユニークな切り口の本。
20世紀の100年は、日本人の暮らしが大きく劇的に変わった時代。この時代を生きた「ふつうの人」の「ふつうの生活」について書かれた本。30人以上もの様々な分野の専門家によって、執筆、編集されている。
昔の暮らしの中でも、特に服装について、食生活について、あるいは住まいについて知りたい時、書名の中に「衣・食・住」に関連する言葉を探すのもよいでしょう。
第二次世界大戦後、日常に着る衣服は洋服が当たり前となった。和服から洋服への変化の過程について書かれている本。昔懐かしい洋服の写真が多数載っている。
大正から平成に十代を過ごした世代の違う人たちが、十代の時に食べたものについて語る。著者は茶道家元、作家、詩人、栄養士など様々な分野で活躍する39人。
日本人の民族衣装である「きもの」について、美しいカラー写真とともに説明。
先史時代、古代・中世から近現代までの住まいについて、豊富な図面、写真を駆使して解説している。支配階級、庶民、それぞれの住まいの変遷についてよくわかる。
伝統的民家を豊富な写真で解説した書。民家の性格から生活感のある写真が多数掲載されている。建物の形と暮らし、地方別の民家の特色についての二部構成からなる。巻末には、見学することのできる日本、韓国、ヨーロッパの民家園(資料館、民家村、博物館など)の一覧あり。〔貸出できない本です〕
ある時代にスポットをあてて調べる場合、例えば、次のような本があります。
「明治」がどういう時代であったのか、歴史、文化、人々の暮らしなどのすべてにわたって解説。多数の写真、図を使って色鮮やかに時代を再現している。
著者個人の記憶を元に書かれた本。「四季」「遊び」「家、学校、町」の3つの章に分かれている。大正期の実生活を示す資料が乏しい中、歴史の専門家による丁寧な時代の振り返りは貴重な資料といえる。
子ども目線で見た、昭和20年代、30年代、40年代の子どもの暮らしと、それを彩る道具、世相、遊びについて書かれ、描かれている。昭和の時期に子ども時代を過ごした人にとっては、懐かしさを感じる一冊。
この本の副題は「昭和30年代・10円玉で買えたもの」である。昭和30年代の物の値段を軸にして、多数の写真とともに、「昭和」という時代をふりかえる。
「昔のあそび」は、実際にやって見せてもらい、そのあと自分でやってみて、初めてその面白さや奥深さがわかるのかもしれません。しかし、本で追体験することも可能です。以下に参考になる本を紹介します。子どもの本のコーナーにある本もあります。
男の子編、女の子編に分けて、なつかしの昭和児童遊戯を紹介している。著者が自分の子ども時代の記憶を辿りつつ
あそびを「戸外」「室内」「自然」「行事」と大きく四つに分類し、紹介している。単に遊び方について書かれているだけでなく、その由来や歴史にもふれているのが特徴。
工作あそび、草花あそび、折り紙あそびと大きく3つにわけた構成となっている。オリジナルの手づくりおもちゃも紹介。さし絵が豊富でわかりやすい。
日本で最初に開館した住まい専門の博物館。江戸時代後期から戦後にかけての住居に関する資料や模型を展示。随時、イベントや企画展も開催されている。
(http://www.japan-toy-museum.org/)
個人運営であるが、日本を代表する玩具博物館として知られている。日本の郷土玩具、海外145カ国の玩具や人形など8万点余りの資料を所蔵・展示している。
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(平成22年8月10日)