回答
『日本の面影』所収の"日本海のほとりにて"の章(p.59)の挿入話"鳥取の蒲団"を提供。

調査のあしあと
通常の書名検索では見つからず、『現代日本文学綜覧シリーズ』の"個人全集・作品名綜覧"や"個人全集・内容綜覧"の巻を見るが、"鳥取のふとん"での書名では見当たらず。
『小泉八雲事典』の索引で、"鳥取の布団の話"で該当多数あり。同p.219に"鳥取の布団"（「日本海の浜辺で」所収）と記載あり。さらに同p.435に「日本海の浜辺で」が『知られぬ日本の面影』の所収であることを確認。『現代日本文学綜覧シリーズ』４−[２]（個人全集・内容綜覧２）p.1309〜1310で、大正15年版『小泉八雲全集』3の掲載情報を得た。
なおこちらは中央図書館では館内閲覧資料であり、質問者は貸出を希望されたため、あらためて"知られぬ日本の面影"で検索し直すが見つからず。ハーンの『日本の面影』（角川文庫）の所蔵を思い出し確認したところ、"日本海のほとりにて"の章に収録されていた。

コメント
後日、『東京都立日比谷図書館児童図書目録書名索引』第4分冊p.3829〜30の"トットリノフトン"の項目で、11件採録されていることが判明。講談社青い鳥文庫『怪談』p.66にも"鳥取のふとん"が収録されていることがわかった。

調査日
２００９年２月