回答
『糖尿病がよくわかる本』(ごま書房) p.66に「糖尿病はトイレのくみとり屋さんに発見されることが多くありました。」(尿に糖が出ているからトイレで発酵し、一種独特の甘酸っぱいにおいがすることによる)との記述あり。またwebでの情報を回答。
また、『からだの科学増刊 糖尿病』(日本評論社)p.3「糖尿病という病名の歴史」に「古代インド医学の黄金時代に糖尿病の尿は甘いので蟻をおびきよせるとしてメドフメハ(蜜の尿)という病名が付けられたといいます」という記述もあり、トイレが水洗化されていない場所ではみられた現象だと考えられる。
調査のあしあと
webcat plusで連想検索(「糖尿病 蟻 蜜尿」)し、そのうち市内所蔵の資料を取り寄せて、上記図書の記述を確認。
また、Googleで「蟻 糖尿病」で検索し、筑波記念病院のHP( http://www.tsukuba-kinen.or.jp/column/chiebukuro/tounyou/1.htm )に「糖尿病の歴史」として「くみ取り屋さんが蟻が群がるのを見て、その家に糖尿病患者がいるのを見つけるということも良く聞く話です。」という記述があるのを確認。
筑波記念病院HP ( http://www.tsukuba-kinen.or.jp/ )
調査日
2007年8月
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