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1902年頃と2013年の写真


1902年頃の写真 2013年の写真
撮影月日:2013年1月27日
撮影場所:堺市堺区宿院町西2丁1-28
現在の東光寺本堂正面を撮影

『堺大観』第3巻、p.32、上記写真はp.15-16の間に掲載、明治35年前後


東光寺について

寛平年間(889~898)、出島の沖で漁師の網に仏像がかかり、これを化翁(けおう)道者が祀った。浜薬師とも呼ばれていた。東門には、左甚五郎(ひだりじんごろう)の作といわれる彫刻があり、墓地には、現在も蜂須賀一族や俳人一林舎李窓(りそう)の墓碑がある。応仁の乱・天正7年(1579)の震災・元和(げんな)の戦火に遭遇し、寛永9年(1632)、僧光尊(こうそん)によって再建されたが、昭和20年(1945)堺大空襲により焼失した。戦後旧市民病院の拡張に伴い西側に移転し、昭和52年に本堂が再建された。現在、僧光尊の墓碑は南区の鉢ヶ峯にある。


参考文献

『堺市史』第7巻,p.557-558
『堺鑑』中、衣笠一閑、貞享元年(1684年)
「東光寺資料」、〔東光寺所蔵〕
『日本名所風俗図会』第11巻、永野仁編、1981年、p.427