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写真:食満南北歌碑

食満南北は堺区櫛屋町西の酒造家に生まれました。本名は貞二(ていじ)。早稲田大学に学び、村上浪六に師事しました。幼少の頃から演劇を好み、後には招かれて片岡仁左衛門(十一代)・中村雁治郎(初代)の座付作者として活躍しました。南北の著作活動は幅広く、歌舞伎の台本を始め小説・川柳・書画など多くの作品を残し、上方文化に貢献しました。

右は、南北没後の昭和34年5月に南宗寺(堺市堺区南旅篭町西)内に建てられた句碑です。

「昔堺に男ありけり 夏まつり」

『魚 秋の巻・春の巻』昭和9年(1934年)・10年(1935年)

画像:『魚 秋の巻・春の巻』表紙
中央市場大阪魚会社の委嘱によって南北が編集しました。魚に関する随筆、研究報告、料理法、絵などが豊富に収められています。

地元・堺に関して、小説や講演記録、作詞(堺小唄)などの作品が残されています。

画像:『納屋十人集』(稿本)
『納屋十人集』(稿本)
画像:『納屋十人集』(稿本)
『むかしの堺』(稿本)昭和16年(1941年)
『堺を語る』昭和22年(1947年)
画像:『堺音頭 堺小唄』ソノシート
『堺音頭 堺小唄』ソノシート

画像:自筆色紙『藤娘』
自筆色紙『藤娘』
画像:『納屋十人集』(稿本)
自筆画賛『卯』

文芸以外にも書画の作品が残されています。


画像:自筆短冊
自筆短冊
「蝙蝠が まち人の眼へ ひきかへし」