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図書館トップページ> 地域資料のページ> デジタル郷土資料展目次> 「アーバンリゾート」大浜のにぎわい |
明治21年(1888)、阪堺鉄道(現南海電鉄)が、難波から堺まで開通すると、大浜海岸には料理旅館が立ち並び、にぎわいを見せました。その中で、一力楼は一番古い創業といわれ、明治36年の水族館の開館にあわせ、5階建ての洋館も建てられました。
その後、阪堺電軌が開業し、大正時代に入ると宿院から大浜海岸まで支線を延長して、さらに一帯は発展しました。大浜潮湯からは、納涼大桟橋が海に突き出し、夏の夕涼みには満員になりました。また、春には潮干狩りでにぎわいました。
大正11年(1922)、大浜に日本の民間航空輸送の草分けとなる、水上飛行場ができると、多くの見物客が訪れました。このころが、まさに大浜の全盛期であり、大魚夜市や全国学生相撲大会など、イベントにもたくさんの人々が集まりました。