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堺での醤油の生産は、江戸時代の初めの俳集『毛吹草(けふきぐさ)』(寛永15年・1638)に諸国から出る名産として、堺南組の醤油溜りが出ています。江戸時代の百科事典といわれる『和漢三才図会』(正徳2年・1712)には、「摂津の土産」として堺の醤油があげられ、江戸時代には醤油の生産が盛んだったことがうかがえます。
明治になって、河盛又三郎の河又醤油が醸造試験所を設け、醤油生産に優良な麹菌を発見しました。この麹菌は、河又菌と称され工場での大量生産が可能になりました。大量生産できた醤油は、海外にも販路を拡げました。