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図書館トップページ> 子ども読書活動推進のページ> 平成24年度堺っ子読書フォーラム |
堺市では「堺市子ども読書活動推進計画」にもとづき、子どもたちが本に親しむことができるよう、子どもにとって読書が大切だといろいろな人に知ってもらえるよう、様々な事業をおこなっています。また、地域で長く子どもと本を結ぶボランティア活動を続けてこられた方も大勢おられます。
平成24年10月28日、こうした子どもの読書活動の推進について、市やボランティアによる取組みの報告と、『怪談レストラン』のイラストや、絵本『おはなし・くろくま』シリーズでおなじみのたかいよしかずさんによる講演をおこないました。
当日の参加者は89人でした。
学校企画課による、小学校での読書ノートの取組みについての実践報告です。
読書ノートにより、読書への興味と、子どもたちの意欲が高まります。
(読書ノートとは)おはなしはなたばの会のみなさんは、結成されて25年、子どもたちにお話を届けてこられました。
絵本をみずに昔話を語るストーリーテリングが視覚支援学校の子どもたちに受け入れられるのでは…とのことで、結成時から、大阪府立視覚支援学校に行かれているそうです。体全体が耳のように熱心に聴いてくれる子どもたちの様子を語ってくれました。
視覚支援学校の子どもたちにむけてアレンジした「メロンパンのうた」を披露してくれました。
あたたかい歌声にメロンパンをもらいたがる子どもたちの気持ちがわかりました。
中央子育て支援センターから未就学児への絵本の取組みについての実践報告です。
子育て支援センターの保育ルームに絵本を置き、読み聞かせをしています。
子どもが絵本に出会うことが、家庭でのよみきかせにつながっていきました。
図書館が子どもの読書活動を推進するために実施している事業を報告しました。
南図書館では、学校図書館の実態を把握するため、南区のすべての小学校に出向き、図書室の本の選び方や配置の仕方についての相談を受けました。
また、訪問おはなし会や講座の講師派遣なども行っており、希望するすべての学校で「絵本のひろば」を開催するなど、子どもたちに本の楽しさを伝える取組を行っています。
子育て支援情報コーナーを全館に設置しました。
妊娠、出産についての本、子どもの名づけや離乳食の作り方の本など、育児や家庭教育に関する資料を集めて提供するとともに、乳幼児を連れた保護者が安心して利用できる環境整備に努めています。
多くの区民が集まる区役所ロビーを活用し、地域(ボランティア・書店等)との協働により、「絵本のひろば」を開催しました。
手に取りやすい絵本を表紙を見せてならべることで、普段は見過ごす本との出会いがあります。 ひとりよみしたり、お互いに読みあったり、自由な空間が生まれました。
子どもたちにも本と楽しく出会えるきっかけづくりになったようです。
基調講演では、たかいよしかずさんを講師にお迎えしました。
たかいさんは小学生のころ中央図書館を利用して、多くの本に出会いました。また、絵を描くことが大好きだった少年時代のエピソードや、絵本作家としての仕事について楽しいお話で盛り上がりました。
参加者も紙と鉛筆を使ってお絵かきを楽しみました。
たかいさんの見本通りに描くと…
お化けギャルソンが出来上がりました。
子どもたちに読書の楽しみを届けるため、図書館や地域で活動しているボランティア団体がたくさんあります。
たかいさんの本です。
『怪談レストラン』(童心社)の装丁、挿絵や、絵本『おはなし・くろくま』シリーズ(くもん出版)など子どもたちに大人気です。
当日参加してくださったみなさん、講師のたかいさん、どうもありがとうございました。