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平成15年8月20、21日に中央図書館集会室で、「とびだす絵本展示会」をおこないました。ふだん見てもらうことのないとびだす絵本をたくさん展示して、2日間で約400人の人たちが来てくれました。ページをめくったり、しかけをうごかしたりして、大人も子どももとても楽しんでくれていました。


アンティーク(複製品)のポップアップ絵本も、たくさん展示しました。

アンティーク(複製品)のポップアップ絵本
リアルなゴリラがとびだします。

こんなリアルなゴリラがとびだします。大人が見てもびっくり。


「メイシーちゃんのおうち」は大人気。むちゅうになってあそんでくれていました。

メイシーちゃんのおうち
ハリー・ポッター

「あっ、ハリー・ポッターや!」


おばけやしき

おそろしいおばけやしき。
これも1冊の本にたたんでしまえます。


まめ知識

ヨーロッパでは1700年ごろから簡単な「めくり」や「切り抜き」のある絵本が、子どもたちを楽しませていました。大人向けのものはもっと以前からあったようです。ビクトリア朝の初期には、バレンタインのカードなどに用いられ、広く普及しました。19世紀中ごろにはしかけも精巧になり、イギリスだけでなくドイツでも出版されました。

日本では、江戸時代に「仕掛け本」「子持ち錦絵」「起こし絵」などと呼ばれた簡単なしかけ絵本が、人気を得ていました。その後大正期には「観音開き」や飛び出す仕掛けのついたものがあらわれ、さかんに刊行されました。

最近では紙を使ったものだけでなく、電子部品を組み込んで音が鳴るようにしたものなども書店に並んでいます。


しかけ絵本を作ってみよう
「絵本と遊ぼう 」(別冊太陽)
 中川 素子/選
 平凡社
「心にのこる手づくカードアイデア集」
カードアイディア研究会/編
ひかりのくに
「しかけえほんを作ろう」
 青津 優子/著
 大日本絵画
「ポップアップグリーティングカード しかけ絵本教室2」
 菊地 清/著
 大日本絵画
「ちよっとオシャレなグリーティングカード しかけ絵本教室3」
 菊地 清/著
 大日本絵画
「干支を飾るグリーティングカード しかけ絵本教4」
 菊地 清/著
 大日本絵画
「しかけ絵本の作り方 パート1」
 ジェーン・アービン/著
 大日本絵画
「しかけ絵本のつくり方 パート2」
 ジェーン・アービン/著
 大日本絵画
「実物で学ぶしかけ絵本の基礎知識ポップアップ」
 デビッド・A・カーター、ジェームス・ダイアズ/共著
 大日本絵画
「写真を使って絵本を作ろう!」
 中川 素子、和田 直人/共著
 あすなろ書房
「世界でたった一冊の絵本づくり お母さん篇」
 高橋 宏幸/著
 日賀出版社
「世界でたった一冊の絵本づくり こども篇」
 高橋 宏幸/著
 日賀出版社