|
図書館トップページ> 図書館コラム> 和室de落語 |
平成27年11月11日、栂分館で落語会を開催しました。
演者は関西大学の文化会クラブ「落語大学」の皆さんです。
落語大学は昭和38年創立の歴史あるクラブで、現・桂文枝さんが在籍したことでも有名です。
お一人目は花の家ちとせ(はなのや ちとせ)さん。
まだ1年生、フレッシュな彼女の演目は「犬の目」です。
眼科で患者の目をくり抜いて洗浄したものの、隣の犬に食べられてしまいました。慌てた眼医者は代替品として犬の目を患者に入れたところ…
お二人目は2年生の関大亭治恩(かんだいてい じおん)さん。
演目は「看板の一」。
賭け事が大好きな主人公、近所のご隠居をカモにしようと博打に誘いますが、ご隠居の方が一枚上で、見事にやりこめられてしまいます。
ご隠居は賭け事を戒めるつもりだったのですが、主人公には通じません。
逆にご隠居のトリックを使ってみたくなる始末。
近所の若者が集まっているところで、同じようにしようとするのですが…
開演前の会場のようすです。
落語会は文化会館の和室でおこないました。
演者とお客の距離が近い、地域寄席のような雰囲気です。
落語大学は、堺市の他の催しにも協力いただいています。
終演後は来場者からクラブの活動について質問が出ました。
落語と落語大学により親しんでいただけたのではないでしょうか。
この行事に合わせ、栂分館ではミニブックフェアを実施しました。
上方落語に興味を持った初心者から、マニアックな知識を求める人まで、お勧めの本を揃えています。
落語家が主人公の小説もありますよ。