認知症を知る　堺市立図書館

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近い将来、日本の６５歳以上の５人に１人は認知症になると言われているほど、認知症は私たちに身近な病気です。
「もし家族が認知症になったら？」「予防するにはどうしたらいい？」
そんな疑問に役立つ資料を図書館では幅広く揃えています。ご活用ください。

※健康情報サービスの利用にあたって
医療情報は日々変わっていくため、図書館で入手できた情報がすべてではありません。
提供した情報は医師等と相談するための補助的なものとしてご利用ください。

「最近物忘れが多くなっているなぁ」「もしかしたら、認知症？」と感じたことはないですか？人間誰しも年を重ねると物忘れは生じるものです。それに気づいているうちは少なくとも認知症ではありません。

最近の研究では認知症予防＝生活習慣病予防と言われ、食生活の見直しや適度な運動、良質な睡眠が重要になります。また誰かと話をする、趣味を持ち続けるなどの身近な交流や、生きがいをもつ生活刺激が大切と言われています。

認知症ケアを行う人は、全ての人間の行動には理由があり、認知症でみられる理解困難な行動・心理症状にも理由があるという視点をもつことが大切です。その人の生活背景や習慣、体の不調の有無を捉え、何を欲しているかを考えることで問題解決の糸口に近づくことができます。

私たち一人一人が認知症を正しく知るということは、予防知識だけではなく、認知症と共に生きる本人やそのご家族に優しさを届けることに繋がっていると思います。

東野考智
堺市立総合医療センター
認知症看護認定看護師

堺市立西図書館
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