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図書館トップページ> 各種ブックリスト> 中央図書館 平成30年8月ブックフェア |
ビブリオバトルとは、おすすめの本を紹介しあい、
”一番読みたくなった本(チャンプ本)”を投票で決める書評大会です。
中央図書館では、平成24年1月から「ビブリオバトルinさかい」を開催しており、これまで35回続いています。
今回は、歴代チャンプ本の中から、図書館が特におすすめの本を集めました!
\記念すべき第1回目のチャンプ本/
読書の楽しみは人それぞれに多様でしょうが、自分の知らなかったものの見方など”新しいこと”を知るというのは、大きな楽しみの一つであることは間違いないと思います。『ラーメンと愛国』は、身近な何でもないことを糸口にして、個人が大きな時代の流れの中に置かれていることや、メディアと真実の関係などを教えてくれ、その期待に応えてくれました。
(発表者コメントより抜粋)
\人々の心を動かすブックディレクション/
この本の中で紹介されている幅充孝(はばよしたか)さんは「ブックディレクター」という変わった職業をされている方です。彼の仕事は我々に本を読む楽しさだけでなく、本棚を見る楽しさを教えてくれるのではないか・・・そんな気がします。皆さんも是非、
(発表者コメントより抜粋)
\これぞ奇書!/
フランス語で最も多く使われる文字「E」を一切使わずに書き上げられた300ページの長編というバカバカしさに呆れつつ読むと、翻訳がこれまたすごいんです。仏語におけるEの位置づけを日本語に「翻訳する」ということの難しさ、面白さを解説したあとがきは、本編と同じくらい読み応えがあります。
(発表者コメントより抜粋)
\バカンスのおともにロマンティックな本を/
ロンドンに住む孤独な画家と、南の島に暮らす謎めいた女性の文通による交流を描いた、作りこまれた大人向け翻訳絵本です。実物そっくりに再現された絵はがきと封書の数々は、宛名書きや切手の消印はもちろんのこと、差出人によって筆跡まで異なっており、封書の方はなんと実際に便箋をおさめた封筒が本に貼りつけてあるという力の入れよう。地の文は、ラストページのわずか数行しか存在しません。
(発表者コメントより抜粋)
\大人のことば遊び/
ページをめくるたびに本文の形がどんどん変化していく面白さを味わえる一冊をえらびました。ひとつの出来事を99通りの文体で書き分けることに挑戦した、フランス生まれの実験小説です。オチとなる最後の一行には、笑いながらも関心してしまうような仕掛けがほどこされております。慣れ親しんだ言葉との距離感を改めて見つめなおすことのできる、気軽に楽しめて味わい深い作品です。おしゃれな2色刷りの本文や遊び心あふれる文字のレイアウトも魅力のひとつですので、ぜひ手にとって中身をごらんください。
(発表者コメントより抜粋)
\なんだか分からないけど可愛い生き物/
テーマが「あじ」ということで、味のある翻訳、味のある世界観があるこの本を紹介しました。白黒の線画で書かれている特徴的な絵です。原文の英語が韻を踏んでいるので、日本語訳では五・七・五・七・七の短歌調にし、しかも、最後は四文字熟語です。表紙にある不思議な生き物の説明は全くありません。結論もすっきりしません。そこは子ども向けではなく、大人向け絵本です。
(発表者コメントより抜粋)
次回の「ビブリオバトルinさかい」は、9月9日(日)開催です!
観覧は申込み不要ですので、お気軽にご参加ください。
詳しくは図書館ホームページ・チラシをご覧ください。
「ビブリオバトルinさかい」HP
普段は手にとらない、素敵な本に出合えるかも・・・?
この他にも、たくさんの本をご用意しています。
★これまでのすべてのエントリー本はこちら↓
https://www.lib-sakai.jp/booklist/bibliobattlelist.htm