千利休　1522（大永2）年～1591（天正19）年 （諸説あり）
　納屋貸しによって富商となった魚問屋の田中与兵衛の長男として、堺の今市町に生まれる。舳松町に住む北向道陳に茶を学び、その後武野紹鴎に師事した。今井宗久の引き合わせにより織田信長の茶頭となり、信長の死後は豊臣秀吉の茶頭となるが、次第に対立し秀吉の命により切腹。

与謝野晶子　1878（明治11）年～1942（昭和17）年
　堺市甲斐町の老舗和菓子屋の三女として生まれる。旧姓は鳳、本名は志よう。堺女学校卒業後歌作を始める。明治33年に創刊された雑誌『明星』の第2号に晶子の作品が掲載される。明治34年6月に上京し与謝野鉄幹と同居、8月に『みだれ髪』を刊行した。

伊東静雄　1906（明治39）年～1953（昭和28）年
　長崎県北高来郡諫早町に生まれる。昭和4年、大阪府立住吉中学校の教諭となる。詩作は大学卒業の頃から始め、昭和10年に初の詩集『わがひとに与ふる哀歌』を刊行。堺市北三国ヶ丘町の自宅は堺大空襲で焼失、黒山村北余部（現在の美原区北余部）に移転。

行基　668(天智7)年～749(天平21)年
　河内国大鳥郡蜂田郷家原村に生まれる。生家は堺市西区の家原寺。貧富の差なく広く仏法の教えを説き、数々の社会事業で民衆の暮らしを助けた。

三好長慶　1522(大永2)年～1564(永禄7)年
　和泉・河内の代官として堺を支配。広大な私邸は「堺政所」と呼ばれた。1557年、長慶が父元長の供養のために南宗寺を落成させた。

小西行長　1558(永禄元)年～1600(慶長5)年
　堺で薬種商を営んでいた小西立佐（隆佐）の次男。豊臣秀吉に仕え、肥後国宇土24万石の領主となる。熱心なキリスト教徒として知られる。

河口慧海　1866(慶応2)年～1945(昭和20)年
　現在の堺区北旅籠町に生まれる。黄檗宗の佐伯蓬山に師事。明治30年、日本人で初めてチベットに入り仏教原典等を日本に持ち帰った。

　1870(明治3)年～1946(昭和21)年
　和泉国大鳥郡舳松村に生まれる。幼少の頃から将棋を好み、将棋界に一時代を築いた。昭和30年、日本将棋連盟から名人位・王将位を追贈される。
※リスト内、「阪田三吉」の「吉」は機種依存文字の為、代用文字を使用しています。正しくは、吉の上辺は土です。

河井酔茗　1874(明治7)年～1965(昭和40)年
　堺市北旅籠町の呉服商の長男として生まれる。明治34年に初詩集『無弦弓』を刊行。中央図書館に酔茗作詩「ゆずり葉」の歌碑がある。

安西冬衛　1898(明治31)年～1965(昭和40)年
　明治40年に堺市錦之町に転居。昭和4年に第一詩集『軍艦茉莉』を刊行。昭和10年に「堺市歌」を作詩、これを機に堺市役所に勤務。

織田作之助　1913(大正2)年～1947(昭和22)年
　大阪市南区生玉前町に生まれる。昭和14年、結婚後、南河内郡野田村丈六（現堺市東区丈六）に新家庭を構えた。昭和15年『夫婦善哉』を刊行。

家田荘子　
　作家。堺市在住。

今井雅子　
　脚本家。堺市出身。堺親善大使。

片岡愛之助　
　歌舞伎役者。堺市西区出身。堺親善大使。

川崎巨泉　
　おもちゃ絵画家・郷土玩具収集家。現在の堺市堺区神明町に生まれる。

岸谷勢蔵　
　郷土画家。現在の堺市堺区大町東に生まれる。

久坂部羊　
　医師・小説家。堺市在住。

黒崎緑　
　小説家。堺市在住。

さいとうしのぶ　
　絵本作家。手作り絵本サークル主宰。堺市在住。

さいとうたかを　
　マンガ家。少年時代は堺の福泉ですごす。堺名誉大使。

沢田俊子　
　児童文学作家。堺市在住。

柴崎友香　
　小説家。大阪府立大学総合科学部国際文化コース卒。

島成園　
　日本画家。堺市熊野町東に生まれる。

島野喜三　
　自転車・釣り具メーカーシマノ（本社堺市）の最高顧問。

城みさを　
　さをり織りの創始者。堺市出身。

たかいよしかず　
　イラストレーター。堺市出身。

中谷彰宏　
　作家・俳優。堺市西区出身。「堺・教師ゆめ塾」塾頭。

難波利三　
　小説家。与謝野晶子倶楽部会長。堺市在住。

西加奈子　
　小説家。堺市南区の泉北ニュータウンで育つ。

橋田壽賀子　
　脚本家・劇作家。堺市西区出身。

東野圭吾　
　小説家。大阪府立大学電気工学科卒。

藤本義一　
　小説家・放送作家。堺市出身。大阪府立大学経済学部卒。

前田竹房斎（二代）　
　竹芸家。人間国宝。現在の堺市中区平井に生まれる。

町田康　
　詩人・小説家。堺市出身。

真山仁　
　小説家。少年時代は堺市北区ですごす。

山崎豊子　
　小説家。堺市西区浜寺昭和町のすまいで、亡くなるまで執筆活動を続けた。

山本容子　
　銅版画家。子ども時代は浜寺ですごす。

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