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図書館トップページ> 調べもののページ> 「図書館で解決!?」第27号 日本の古典芸能を調べる |
観劇は心弾むものですが、古典芸能となると歴史や文化的背景を知らない初心者にとってはとっつきにくいものですね。そんな方々にも手に取りやすい本もあるので、事前に目を通してから劇場に行くと理解が深まります。最近では「古典芸能鑑賞」という授業を取り入れている学校もあり、子ども向けにわかりやすく解説している本も出版されています。
以上の2点は、子ども向けの書籍ですが、大人の方にも便利です。
チケットの取り方、劇場への行き方など、初心者が楽しむきっかけをつかめるガイドブックです。
また、各芸能の花形役者が案内するガイドブックも出版されています。
何度も劇場に通ううちに、お芝居の背景をもっと知りたいという気持ちになります。
1冊で情報が盛りだくさんの三省堂のハンドブックシリーズは、幅広い知識を仕入れるのに便利です。
衣装や小道具大道具など、裏方の仕事にも興味を持たれた方向けに、舞台裏の様子が多種多様に紹介されている本があります。
図書館での調べ物の問い合わせに多いのが、「演題の読み方」や「お芝居のあらすじ」です。便利な事典類が多数出版されています。
演題の読み方がまったく読み方がわからなくても、漢字の画数から引ける辞典です。
なお、歌舞伎には文楽から取り入れられた「
原文と現代語訳を対照して読むことができる古典文学全集があります。
対訳が読みにくい、もっとやさしい現代語訳あるいは物語として読んでみたいという方には、ヤングアダルト向きの本があります。
歌舞伎の台本として読んで楽しめるのが、以下のシリーズです。
インターネットを使うと、最新の演劇情報を確認することができます。演者個人のHPを持っている方も多いので、リンクされているサイトもあります。
代表的なHPを紹介します。
今回は、ユネスコの無形文化遺産に指定されている日本の古典芸能「能楽(能・狂言)」「人形浄瑠璃文楽(以後『文楽』と表記)」「歌舞伎」について、とりあげてみました。
最近の劇場では、初心者にも親しんでもらうために色々な工夫を行っています。舞台の流れと同時進行のイヤホンガイドを貸出して、見どころの解説や、演者の紹介などをしてくれたり、国立文楽劇場にいたっては、舞台の上に字幕で床本(台本)の文章を映し出して理解を助けています。それでも、書物を広げて読んでみれば、もっと幅広く興味を持って、お芝居を楽しむことができるのではないでしょうか。
各古典芸能の奥深い魅力を伝える本がたくさん出版されています。
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