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図書館は、国が公布する法律や他の国との条約など、国がお知らせしたいことを、市民のみなさんに広くお知らせする、という役割も担っています。
「官報」は、国からの広報事項が詳しく載っている重要な刊行物です。慣例的に、法令の公布は官報によって行われるものとなっています。今回は、少しなじみにくい印象のある「官報」の使い方について、ご紹介します。
◆官報とは国の広報/公告紙で、1883(明治16年)7月2日に発刊されました。
行政機関の休日を除き毎日発行されています。(図書館に届くのは2~3日後になります)。
◆本紙・号外・政府調達公告版と、毎月10日頃に発行される目録からなります。なお、平成19年3月28日までは資料版(白書、統計調査などの概要を記載)も発行されていました。
◆中央・南の各館で官報を所蔵しています。
◆中央図書館
1947年5月(欠号1943年(昭 18).6月~1945年(昭 20).9月)、2014年1月~を所蔵しています。
◆南図書館では1年分を保存しています。
◆中央・中・東・西・南・北・美原の各館でオンラインデータベースによる「官報情報検索サービス」が利用できます。
◆官報には以下のようなことが掲載されます。
国会事項、人事異動、叙位・叙勲、褒賞、皇室事項、官庁報告、資料等
政府関係機関の入札公告、地方公共団体の公告、裁判所公告、会社公告等
◆官報を使うにはコツがあります。現物(目次・目録)・オンラインデータベース・Webを利用して、効率よく情報を見つけましょう。
堺市立図書館の貸出カードがあれば利用(15分、30分選択制)できます。
プリントアウトも可能(モノクロ1 枚10円)です。
・官報情報検索サービス
官報(本紙、号外、政府調達公告版、資料版、目録)を日付や記事で検索できます。(1947 年2 月~)
その他、帰化情報・行旅死亡人情報・破産情報・競売など、さまざまな情報が掲載されています。国政に関わることがら以外でも、ご覧いただくと役立つことがあるかもしれません。ぜひご活用ください。
あまりなじみがないかもしれませんが、実は「官報」は、国が発行する唯一の機関紙です。現在は独立行政法人国立印刷局が編集・発行しています。
法律や政令を「公布する」といいますが、この「公布」は、「官報」に掲載されたことをいいます。また、各省庁の公告、公債の抽選や償還、会社の合併公告や決算公告、破産、会社更生などの裁判所公告、パスポートの失効など、仕事や暮らしにかかわることが掲載されています。お仕事で調べる機会があった、という方も多いのではないでしょうか。
図書館では、新たに公布された法令の条文を見たい、というお問合せに使用することが多い刊行物です。
会社更生や破産などの裁判所公告に関するお問合せも多いのですが、目録などで調べることができないため、裁判所名や事件番号、決定日などをお教えいただくことが正確な調査の鍵となります。
新聞などと違って、日常の暮らしの中ではなじみのない刊行物なので、いざ必要になった時に見方がわからないのは当たり前。図書館と、この「図書館で解決!?」を十分にご活用いただければと思っています。
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(紹介した情報は、平成29年 2月1日現在のものです。)