![]() |
図書館トップページ> 調べもののページ> 「図書館で解決!?」第9号 クリスマス |
子どもたちには、とても楽しみなクリスマス。でも、大人にとって年末は、なにかと忙しい時期です。子どもたちの「クリスマスって何?」「クリスマスツリーにはどんな意味があるの?」などの質問攻撃は、これで解決!
◆ クリスマスの概要を把握していきましょう。まずは百科事典から。
◆ これらの事典、辞典類から、クリスマスに関する基本的なキーワードを知ることができます。図書館にあるOPACで探すとき、インターネットで探すときなど、色々な検索に、このキーワードを使って調べることができます。
◆ 先ほどのキーワードをOPACに入力して検索してみましょう。キーワードは「書名」のところに入れる、「件名」のところに入れる、「内容注記」のところに入れる、それぞれ出てくる資料が違いますので、色々試してみてください。
図書館の書棚(書架)を直接ながめてみると、思わぬ発見があるものです。堺市立図書館では、日本十進分類法(NDC)による分類の順に本を並べています。本の背にあるラベルの数字がこの分類を表しています。クリスマス関係の本は、以下の分類のところに多くあります。
・たとえば、こんな本が見つかります。
◆ 「もののはじまりなんでも堺」、クリスマスも堺がはじまり、というのは本当でしょうか?
確かに書いてありますね。でもちょっと待って。別の本も見てみましょう。
「1552年、現在の山口県がはじまり」、とも書いてありますね。
実は、はじめてクリスマスのミサが行われた地については諸説があります。産経新聞平成18年5月1日付朝刊にも両方の説が掲載され、年代的には山口県の方が先、と結論づけています。
『堺市史 第2巻』(p368)には、1566年に敵対する三好三人衆と松永久秀の両軍が堺に滞在し、ともに降誕祭(クリスマスのこと)をお祝いした様子が描かれており、日本初ではないにせよ堺でのクリスマスは、大変意義深いものだったといえます。
◆ クリスマスに関する「なぜ?」を集めてみました。
それぞれどの本に載っているか、探してみてくださいね。
◆ クリスマスの絵本やクリスマスを背景とする小説もたくさんあります。これまでにあげたもの以外で、定番といえるもの、近年に出版されたものの中からご紹介します。
前号のハロウィンに続き、欧米の年中行事の代表であるクリスマスをとりあげました。すっかり日本でも年中行事として定着しましたが、改めてその歴史や意味を問い直してみるのも面白いものです。
クリスマスに関するお問合せで多いのが、クリスマス会で紙芝居や読み聞かせをしたいけれども、何を選んだらいいですか?というものです。クリスマスに関連する絵本やおはなしは本当にたくさんあります。各図書館の児童書コーナーには、いろいろなテーマがどの児童書に載っているかを調べるための本(「書誌」といいます)があります。対象となる年齢が書かれているものも多く、小・中学生の調べ物の問合せによく利用されています。
また、クリスマスの時期には、いろいろな雑誌でクリスマスを特集します。その中で、「クリスマスに読むなら」と、書評、紹介を掲載していることもあり、参考にしていただけるのではないでしょうか。
このような行事をきっかけに、様々な本と出会い、日々の暮らしがより楽しく豊かなものになることを願っています。