『江戸商売絵字引』(芙蓉書房出版 1995)
p.144 に『江戸名所図会』所収の「日本橋 魚市」の図版が掲載されており、江戸時代の魚の商いについて概説されている。この図版はいわゆる仕入れの市であり、小売の店ではない。
小売は「ぼてふり」と呼ばれる出商いが中心だとされているが、小売の店がなかったわけではないとのこと。
『絵で見る江戸の商い』(芙蓉書房出版 1998) は上記の普及版
『江戸あきない図譜』(筑摩書房 2002)
p.80に江戸の各町の特徴的な商いが解説されており、「日本橋」と「魚」の名がみえる部分には
「日本橋小田原町 新鮮な魚の市場」とある。
他に魚の市場が見られるのは「新場魚市」「芝金杉魚市」など。魚屋の図版はなし。
(中央図書館)
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