『堺史料類纂』（５９冊）＊

明治３５年、堺市史の編纂を目的として史料調査が行われた。残念ながらその事業は約１年で頓挫し市史の公刊には至らなかったが、その時の史料探訪の記録と史料が『堺史料類纂』（５９冊）＊として当館に残っている。刊本、写真、新聞、雑誌などの抜書き、調査書、その他聞き書きの書留、墓碑銘、古記録などの筆耕集である。

＊『堺史料類纂総目次』では、堺史料類纂 拾遺から「堺史(堺大観)編纂関係書類」が除かれ、計５８冊とされている。

『堺市史史料』（１４５冊）

大正１３年から昭和５年にかけての『堺市史』の編纂過程で作成された史料の筆耕集。事業が終了した後、『堺市史史料』と調査記録『史料探訪目録』を当館が引き継いだ。第二次世界大戦の戦禍により、そこに採録された文書原本の多くが消失・散逸し、これらの筆耕史料でしかみることの出来ない史料も多い。