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きつね

ほら、この本おもしろかったよ

きつね

2010年 春号
◆○◆えほん◆○◆
「ありさん どうぞ」

中村牧江/さく 林健造/え 大日本図書

あなの なかから ありさんが つぎつぎ でてきました。

ありさんは ぎょうれつに なって すすみます。

ありさんは どこに いくのかな?

「いろいろペンギン」

アントワネット・ポーティス/作 光村教育図書

ペンギンのエドナの まわりにある いろは、「しろいこおり」「くろいよぞら」「あおいうみ」。けれど エドナはおもいます。「もっと ちがうなにかがあるはず」と。

そして、エドナは その「なにか」をみつけにいくことにしました。さがして、さがして、さがしつづけて…。さて、エドナは「なにか」をみつけることができるのでしょうか?

「マクドナルドさんのやさいアパート」

ジュディ・バレット/文 ロン・バレット/画 朔北社

マクドナルドさんは アパートの管理人(かんりにん)です。住人(じゅうにん)がひっこして ガランとした へやをみた マクドナルドさんは、やさいを うえることにしました。すうじつご、そのへやのしたに すんでいたかぞくは びっくりぎょうてん! てんじょうからニンジンが ニョキニョキつきだしているではありませんか。

あきれたかぞくはひっこしてしまいました。マクドナルドさんは、こんどはそのへやで ウシをかうことにしました。

「マジシャンミロのふしぎなぼうし」

ジョン・エイジー/作 講談社

「天才(てんさい)ミロ」といっても、ミロのマジックはしっぱいばかり。

マジックでぼうしからだすウサギをつかまえにいったミロは、なんとクマをつかまえてしまいます。

でもこのクマ、ぼうしのマジックをてつだってやるというのです。ミロのまえで、クマはほんとうにぼうしのなかへ!!

ところが、クマがかくれたぼうしをうっかりミロはなくしてしまい…。

「まないたにりょうりをあげないこと」

シゲタサヤカ/作・絵 講談社

ここ、まちいちばんの にんきのレストランでは、たいへんなことが おこっていました。なんと、まないたが ざいりょうを こっそりたべていたのです。

「できたての りょうりがたべてみたい」といわれ、コックはまいにち すこしずつ りょうりをあげました。

3かげつたつと、まないたは すっかりふとって ついに りょうりちょうに ばれてしまいました。

「わたしの病院、犬がくるの」

大塚敦子/写真・文 岩崎書店

病気(びょうき)やそのちりょうのため、長(なが)い間(あいだ)入院(にゅういん)していなければならない子(こ)どもたちがいます。その子たちのための学校(がっこう)やプレイルームなどがある病院(びょういん)があります。

この本(ほん)にでてくる病院では、セラピー犬(けん)とよばれる犬(いぬ)たちが、ボランティアの獣医(じゅうい)さんと、子どもたちをはげましにやってくるのです。

ほかにもいろいろ

「かいぶつトロルのまほうのおしろ」

たなか鮎子/作・絵 アリス館

「かしこいモリー」

ウォルターデ・デ・ラ・メア/再話
エロール・ル・カイン/絵 ほるぷ出版

「こぶとりたろう」

たかどのほうこ/作 杉浦範茂/絵 童心社

ほかにもいろいろ

「ともだちキリン」

ねじめ正一/詩 村上康成/絵 教育画劇

「ねこのおすしやさん」

鈴木まもる/作・絵 偕成社

◆○◆よみもの◆○◆
「すみ鬼(おに)にげた」 (よみもの)

岩城範枝/作 福音館書店

奈良(なら)の唐招提寺(とうしょうだいじ)の屋根(やね)の下(した)に、屋根(やね)をささえるように四体(よんたい)の木彫(きぼ)りの鬼の像(ぞう)(すみ鬼)があった。ときは江戸(えど)時代(じだい)、父(ちち)をなくし大工(だいく)見習(みなら)いとなった少年(しょうねん)ヤスは、寺(てら)の修復(しゅうふく)を手伝(てつだ)う中(なか)、すみ鬼の声(こえ)を聞(き)いた。そのすみ鬼は、日本(にほん)の鬼どもと勝負(しょうぶ)がしたくてひそかに船(ふね)に乗(の)りこみ、坊主(ぼうず)に見(み)つかってちいさなすみ鬼にされてしまった唐(とう)の国(くに)の鬼だというのだ。

「わたしのプリン」 (よみもの)

川島えつこ/作 ポプラ社

十才下の妹(いもうと)ができた夜(よる)、雷(かみなり)をこわがるゆりに「だいじょうぶだよ」といってくれる声(こえ)がきこえた。声をかけたのは、ラッコのぬいぐるみのプリン。なんで急(きゅう)にしゃべりだしたんだろう…ううん、ちがう。プリンはしゃべる子(こ)だった。いつのまにかおしゃべりをやめていただけで。

あかちゃんが生(う)まれてから、おかあさんはゆりのことをかまっていられなくなったけど、でもだいじょうぶ。プリンがいるから。

「ぼく、歌舞伎(かぶき)やるんだ!」 (よみもの)

光丘真理/著 佼成出版社

小学(しょうがく)3年(ねん)の快(かい)くんはサッカーの好(す)きな元気(げんき)な男(おとこ)の子(こ)。おかあさんにすすめられて弟(おとうと)の朗(あき)くんと、こども歌舞伎(かぶき)に挑戦(ちょうせん)することになりました。1年間(ねんかん)、練習(れんしゅう)をかさねて「白浪(しらなみ)五人男(ごにんおとこ)」を演(えん)じるのです。

はじめは声(こえ)を出(だ)すのがはずかしかったり、見得(みえ)の切(き)り方(かた)がむずかしかったりしましたが、だんだん練習(れんしゅう)が楽(たの)しくなってきました。

「ゴインキョとチーズどろぼう」 (よみもの)

エミリー・ロッダ/作 あすなろ書房

ネコイラン町(まち)のチュウチュウ通(どお)り1番地(ばんち)には、お宝(たから)のチーズをどっさりもっている、お金(かね)もちネズミのゴインキョがすんでいます。

ある日(ひ)、ゴインキョに一通(いっつう)の手紙(てがみ)がとどきました。なにやら「きんきゅう」の手紙のようです。「どろぼうにねらわれている」だって?!

チュウチュウ通りのゆかいななかまたちシリーズは、他(ほか)にも「クツカタッポと三つのねがいごと」などがあります。

ほかにもいろいろ

「カタカナダイボウケン」

宮下すずか/さく 偕成社

「神様しか知らない秘密」

小林深雪/作 講談社

「トレジャーハンター山串団五郎」  キャプテンXのたからの巻

杉山亮/作 偕成社

ほかにもいろいろ

「りんごひろいきょうそう」

宮川ひろ/作 小峰書店

◆○◆ちしきのほん◆○◆
「左手がなくてもぼくは負けない!」 (367)

高橋うらら/文 学研

カンボジアでは戦争(せんそう)のときにうめられた地雷(じらい)が今(いま)も残(のこ)っていて、知(し)らずに地雷をふんだ子(こ)どもたちが、手(て)や足(あし)をうしなっています。左手(ひだりて)をうしなった少年(しょうねん)、ブンヘインくん。一度(いちど)は「死(し)んだほうがましだよ」と思(おも)いましたが、今(いま)は、家(いえ)の手伝(てつだ)いをしながらがんばって生(い)きています。

地雷の被害(ひがい)や助(たす)けるための活動(かつどう)がよくわかります。

「国境なき大陸 南極」 (402)

柴田鉄治/著 冨山房インターナショナル

南極(なんきょく)にあるのは雪(ゆき)と氷(こおり)とペンギンだけ、と思(おも)っていませんか? 日本(にほん)は1956年(ねん)からほぼ毎年(まいとし)観測隊(かんそくたい)を送(おく)り出(だ)し、気象(きしょう)や地質(ちしつ)などのデータを収集(しゅうしゅう)・分析(ぶんせき)しています。著者(ちょしゃ)は1965年と2005年の二度(にど)観測隊に同行(どうこう)し、別(べつ)の取材(しゅざい)でも南極点(なんきょくてん)を訪(たず)ねました。その三回(さんかい)の南極体験(たいけん)から、世界(せかい)が平和(へいわ)になるためには南極をモデルにすることだと考(かんが)えました。

南極に行(い)くにはどうしたらいいか? も紹介(しょうかい)されています。

「マリモを守る。」 (474)

千葉望/文 理論社

マリモって知(し)ってる? 北海道(ほっかいどう)の阿寒湖(あかんこ)にだけある、まるい藻(も)です。世界(せかい)のあちこちに分布(ぶんぷ)しているものの、きれいにまるくなるのは阿寒湖だけなのだそうです。どうして阿寒湖でだけまるくなるのか、日本(にほん)ではじめてのマリモ専門(せんもん)学芸員(がくげいいん)の若菜(わかな)勇(いさむ)さんに話(はなし)を聞(き)いてみました。

「言葉はライブだ!」 (699)

内多勝康/著 岩崎書店

著者(ちょしゃ)はNHKのアナウンサーです。23年(ねん)の経験(けいけん)の中(なか)で、アナウンサーの仕事(しごと)は原稿(げんこう)を正(ただ)しく読(よ)み上(あ)げるだけではなく、聞(き)く人(ひと)にちゃんと伝(つた)わるように話(はな)すことだと考(かんが)えて、いろいろな努力(どりょく)をしています。どうしたらちゃんと伝えられるのか? 失敗談(しっぱいだん)や有名人(ゆうめいじん)へのインタビューなどのエピソードをまじえながら、熱(あつ)い思(おも)いを語(かた)っています。

「切(き)り紙(がみ)昆虫館(こんちゅうかん)」 (754)

今森光彦/作 童心社

今(いま)にも動(うご)きだしそうなカブトムシやクワガタムシ、トンボ…。全部(ぜんぶ)、1枚(まい)の紙(かみ)で作(つく)ることができるんだって。

だれでもかんたんに本物(ほんもの)そっくりの昆虫(こんちゅう)たちを作(つく)ることができるこの本(ほん)。

さぁ、みんなも自分(じぶん)だけの昆虫館(こんちゅうかん)をつくってみよう!

ほかにもいろいろ

「江戸のなぞ絵」 (721)

岩崎均史/著 汐文社

「極限生物(きょくげんせいぶつ)摩訶(まか)ふしぎ図鑑」 (460)

北村雄一/絵と文 保育社

堺市立図書館 平成22年3月発行