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知的書評合戦
ビブリオバトルin北図書館
平成30年(2018)3月25日(日曜)開催

「北図書館フェスタ」のイベントとして、ビブリオバトルin北図書館を開催しました。

テーマは、「子どもたちに届けたい本」です。

画像:ビブリオバトル北図書館 画像:ビブリオバトル北図書館

今回は1時半スタート!

「ビブリオバトルってなに?どんなことをするの?」
まずは堺図書館ビブリオバトル倶楽部員から、ビブリオバトルについての説明があります。
ルールなど、わかりやすく説明しますので、初めてビブリオバトルを観戦する!という方にも安心♪

画像:ビブリオバトル開催

本は一人で読むのもいいですが、感じたことを、他の人と共有してみたい、という思いを持っている方、ビブリオバトルで発表してみてはいかがでしょうか?

アイスブレイクタイム!

2,3名でペアになって、出されたお題を1分間考えます。
今回のお題は、「グリム童話『オオカミと七匹の子ヤギ』で、それぞれの子ヤギが逃げた場所」!
さてさて、ぜんぶ思い出せるでしょうか?
あらすじは知っていても、細かいところまでは覚えていなかったりしますよね~(;・∀・)


画像:アイスブレイク

書けた数に応じて挙手をしていただき、一番多く書けたペアに発表していただきます。
5つ書けた!という強者ペアが2組いらっしゃいました。ジャンケンで解答権を得たペアに発表してもらいました。
さて、すべて正解なるか・・・?!


画像:アイスブレイク

書かれた解答は・・・
・時計の中 ・テーブル ・だんろ ・カーテンの裏 ・たんす
この5つ!
しかし残念、「カーテンの裏」は間違いで、計4つ!

もうひとつのペアからは、
・ベッドの中 ・戸棚の中
の新たな答えがでましたが、こちらも計4つの回答でした。

同数となったので、ジャンケンで優勝ペアの決定です。
優勝ペアには、特製ブックカバーが送られました!
おめでとうございます(^◇^)♪

気になる答えは、

画像:アイスブレイク

この7つでした!
正解をきいたら、昔読んだ絵本の絵がよみがえってきて、なんだか懐かしくなりました。

さて、会場の空気もあたたまり、いよいよメインイベント開始です!
今回の発表者は5人です。
テーマから予想していたとおり、児童書が多く集まりましたが、みごとに多種多様!
どんなバトルになるのか楽しみです。

まず、はにぼんくじで発表の順番を決めます。
引いた番号がそのまま発表順になります。

画像:アイスブレイク

順番も決まったところで、いよいよバトルスタートです!|ω・)ワクワク!


発表の様子

フレデリック
画像:発表者1

≪バトラーコメント≫

  • かつてないほど物余りな時代に言葉を集めて、心を豊かにする。そんなきっかけにしてほしく、紹介させていただきました。
水底の棺
画像:発表者2

≪バトラーコメント≫

  • 日本最古のダム式の狭山池の改修に至るまでの話。少年小松が、色んな人と出会い、成長する物語である。重源と共にかかわってゆく。狭山池の改修の材料として、古墳に眠る石棺を使うという発想!平安末期~鎌倉時代の平家と源氏のこと、中国の栄の陶器のことなど、私自身色んな出会いがあった。
ふたりのロッテ
画像:発表者3

≪バトラーコメント≫

  • ケストナーさんの児童書は、やはり違います。子どもが読んでも大人が読んでもおもしろいです。
    普通の入れ替えストーリーではなく、「離婚」や「イジメ」問題がスパイスをきかせています。
質問絵本
画像:発表者4

≪バトラーコメント≫

  • 「答えのない質問」がたくさんつまった本です。
    どの答えが正しいかではなく、人によって見方や考え方が違うということ、それ自体の面白さを教えてくれる内容です。"絵本"とついていますが、大人の方でも楽しんでいただけるのではないでしょうか。
本へのとびら
画像:発表者5

≪バトラーコメント≫

  • ぐだぐだで発表しまーす!

ビブリオバトルでは、5分間の発表後に、2分間の質疑応答時間があります。

発表を聞いて、気になった点、もっと知りたいところ等あれば、遠慮せずに質問してください。


それでは投票です

すべての発表と質疑が終わり、
一番読みたくなった本に挙手で投票します。

気になる結果は・・・

今回のチャンプ本

「質問絵本」(発表者:甘木 なな子さん)でした!

画像:チャンプ 画像:チャンプ

【チャンプからのコメント】

テーマが「子どもたちに届けたい本」だったので、子どもたちがみんなで一緒に楽しめるような一冊を選びました。
紹介したのは、ページをめくるたびに想像力をかきたてる質問が投げかけられる、五味太郎さんの『質問絵本』です。

たとえば、あるページのすみには1匹の犬がおり、いろんな家が7軒並んでいます。
親子が住む家、犬小屋のある家、お金のありそうな家……。
さて、そこで質問です。おなかをすかせた犬がごちそうをめぐんでもらうには、どの家へいくのがよさそうでしょうか?
「ごちそうをくれるならお金のありそうな家かな」
「犬のごちそうだから犬小屋のある家かな」
どこかとぼけた味わいのある五味太郎さんの絵をみながら、いろいろ想像をめぐらせて自分なりの答えを出していきます。

どの質問にも正解はないので、1回読んでおしまいではなく、何回読んでも面白いのがうれしいですね。
この本を読むと、自分の答えを話したくなります。そして、他の人の答えも聞きたくなります。よかったら手にとって中をのぞいてみてください。
脳トレ的に楽しむこともできますので、大人の方にもおすすめします。


 テーマ「 子どもたちに届けたい本 」
紹介された本
フレデリック レオ・レオニ/作 好学社 1980
水底の棺 中川 なをみ/作 くもん出版 2002
ふたりのロッテ エーリヒ・ケストナー/作 岩波書店 2006
質問絵本 五味 太郎/著 ブロンズ新社  1991
本へのとびら 宮崎 駿/著 岩波書店 2011

ビブリオバトル終了後

発表者には、発表本や発表者名が書かれた
「コミュニケーションカード」をお渡ししています。

画像:チャンプ

バトル終了後には、発表者からコミュニケーションカードをもらえます。
本の情報が載っているので、「あの本が気になったけど、また今度借りようかな?」というときに便利です。
それだけでなく、発表者に感想を言ったり、わからなかったことを直接きけたりします。

写真:懇親会

SNSが広まっている昨今ですが、やっぱりコミュニケーションは面と向かってが一番♪
中央図書館で定期開催しているレギュラー回の終わりには、「懇親会」を行っています。
その日のビブリオバトルのこと、本や読書についてなど、その日集まった知らない誰かと語り合いましょう!
お気軽にご参加ください♪

次回6月に開催されるバトルのテーマは「自転車」!

写真:懇親会

前回のレポートでも書かせていただきましたが、「テーマが難しい問題」です。。。
自転車がテーマになっている本はもちろんのこと、ちょっとだけ自転車がでてくる(登場人物が乗り回している等)本、自転車に乗って行ってみたくなるような景色が載っている本、自転車のまち・堺に関する本、自転車だって車の一部!と考えての車の本まで、すこーーーしでも自転車が関係していればOKです!
「こういう本でも大丈夫かな・・・」と迷ったときは、お気軽に図書館までご相談ください。


中央図書館での次回開催について

第35回:テーマ「 自転車 」
平成30年6月10日(日)14時から
※開催日が第3日曜から第2日曜に変更になりました。

発表者6人・観戦者30人(当日先着)募集中

発表の申込みは中央図書館まで。
来館または電話(072-244-3811)、ビブリオバトル申込みメールで。
(メール件名は「ビブリオバトル申込み」としてください。)
折り返し担当者からご連絡します。

次回のバトルもお楽しみに!

ビブリオバトルロゴ