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ビブリオバトルinさかい >知的書評合戦ビブリオバトル第35回 堺市立図書館 |
第35回目のビブリオバトルinさかいを開催しました。
テーマは、「自転車」です。
5月にはツアー・オブ・ジャパンの堺ステージ(大仙公園を周回するコース)が行われ、図書館のまわりも熱気に包まれていましたね。
「自転車のまち 堺」として、ビブリオバトルでも取り上げよう!ということでテーマが決まりました。
図書館のお隣にある 自転車博物館の方にもご協力いただき、自転車に関するおすすめの本を集めてみました。
『自転車日記』 夏目漱石/著(青空文庫、堺の電子図書館で読めます。) |
『自転車』 志賀直哉/著(『現代日本の文学 9』などに収録されています。) |
『中村春吉 自転車世界無銭旅行』 押川春浪/著(残念ながら所蔵はありません。) |
『サクリファイス』 近藤史恵/著 |
『セカンドウィンド』 河西蘭/著 |
『銀輪の覇者』 斉藤純/著 |
『グランプリ』 高千穂遙/著 |
『勇気凛々』 高杉良/著 |
2時になりました!
外は雨の降りそうなどんよりした天気ですが、ビブリオバトルが始まります!
「ビブリオバトルってなに?どんなことをするの?」
まずは堺図書館ビブリオバトル倶楽部員から、ビブリオバトルについての説明があります。
ルールなど、わかりやすく説明しますので、初めてビブリオバトルを観戦する!という方にも安心♪
本は一人で読むのもいいですが、感じたことを、他の人と共有してみたい、という思いを持っている方、
ビブリオバトルで発表してみてはいかがでしょうか?
2,3名でペアになって、出されたお題を考えます。
今回は、「自転車クイズ」!出題数5問のうち、何問答えられたかを競います。
<<アイスブレイク 自転車クイズ!>> ≫当日の問題用紙はこちら(PDF)
1.自転車で車道や路側帯を走行する際、どちら側を通行しなければいけない?
A.左側 B.右側
2.はじめて特許を得た自転車が作られた年は?
A.1568年 B.1778年 C.1818年
3.日本にはいつ頃輸入され始めた?
A.慶応(1865-1868) B.明治(1868-1912) C.大正(1912-1926)
4.一番有名な自転車レースといえば、ツール・ド・フランス。そのレースは何日かけて行われる?
A.3日 B.23日 C.32日
5.ツール・ド・フランスを走る選手は、特別なジャージを着て走ることがあります。
赤い水玉模様のジャージ(マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ)はなにを意味している?
A.総合優勝(暫定1位) B.新人賞 C.山岳賞 D.ポイント賞
<<問題と解答>>
1.自転車で車道や路側帯を走行する際、どちら側を通行しなければいけない?
A.左側
→原則車道を走行。歩道を走っても良い例外がある。左寄り通行は道路交通法で定められている。
2.はじめて特許を得た自転車が作られた年は?
C.1818年
→ドイツ人男爵のカール・フォン・ドライスという人が木製のハンドル付き二輪車を製作。ペダルはなく、地面を蹴って進むものだった。これ以前にも発明はされていたが、特許が得られたのはこれが初めて。
3.日本にはいつ頃輸入され始めた?
A.慶応(1865-1868)
→堺の街では北側清吉という人が初めて木製の自転車に乗って、周囲を驚かせた。堺で自転車産業が発展していったのは第一次世界大戦のころ。第二次世界大戦以降に完成車を生産するようになり、急成長した。
4.一番有名な自転車レースといえば、ツール・ド・フランス。そのレースは何日かけて行われる?
B.23日
→毎年コースが変わるが、およそ3,500kmの距離を23日かけて走る。休息日もある。コースが変わってもゴールは毎年同じで、パリにあるエトワール凱旋門近くのシャンゼリゼ通り。世界中から見物客が訪れる。
5.ツール・ド・フランスを走る選手は、特別なジャージを着て走ることがあります。
赤い水玉模様のジャージ(マイヨ・ブラン・ア・ポア・ルージュ)はなにを意味している?
C.山岳賞
→白地に赤い水玉模様のジャージは山岳賞を表している。丘や山脈の峠の頂上付近に山岳賞地点がコースごとに設定され、通過順位に従って与えられるポイントの累積1位の選手が着用の権利を与えられる。
Aの総合優勝(暫定1位)は黄色のジャージのマイヨ・ジョーヌ。最終日の優勝者だけでなく、その日の暫定1位の選手が次の日に着て走ることのできる、名誉あるジャージ。
Bの新人賞は白いジャージのマイヨ・ブラン。
Dのポイント賞は緑のジャージのマイヨ・ベール。コースに設置されたあるポイントを1位通過した選手が次の日に着て走る。スプリント(直線)勝負が得意な選手が狙うことが多い。
『堺の自転車屋さんご案内処』 堺の自転車販売拡大会議 |
『グラフさかい VOL.67 View 特集 魅力発見!自転車のまち堺』
堺市広報課/編集 |
『イラストでわかる!ロードレースの秘密』 栗村 修/監修 |
『ツール・ド・フランス完全ガイド』 土肥 志穂/著 |
『街乗り&通勤自転車バイブル』 枻出版社 |
みなさんは何問わかりましたか?
優勝ペアには、特製ブックカバーが送られました!
おめでとうございます(^◇^)
さて、会場の空気もあたたまり、いよいよメインイベント開始です!
今回の発表者は5人です。
他団体でビブリオバトルを主催されている方も参加してくださり、ハイレベルな戦いの予感( *´艸`)
まず、くじで発表の順番を決めます。
引いた番号がそのまま発表順になります。
順番も決まったところで、いよいよバトルスタートです!
どんな「自転車」の本が紹介されるのでしょうか!|ω・)ワクワク!
ビブリオバトルでは、5分間の発表後に、2分間の質疑応答時間があります。
発表を聞いて、気になった点、もっと知りたいところ等あれば、遠慮せずに質問してください。
すべての発表と質疑が終わり、
一番読みたくなった本に挙手で投票します。
気になる結果は・・・
自転車は、子どもからお年寄りまで、幅広く楽しめる乗り物です。レースで乗るかっこいいロードレーサーやマウンテンバイクはもちろん、ママチャリや電動自転車も素晴らしいですね。自分の足で歩くよりはずっと遠くまで連れて行ってくれます。
この本を読んで、ご近所をマイペースに、あるいは知らなかった街を気軽に、風を感じながら走ってみてください!みなさんにそれぞれの、素敵な発見がありますように☆
紹介された本 |
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理科系の作文技術 中公新書 木下 是雄/著 中央公論社 1981 |
あゝ、荒野 寺山 修司/著 パルコエンタテインメント事業局 2005 |
かわうその自転車屋さん こやま けいこ/著 芳文社 2010 |
大阪・神戸周辺自転車散歩 新版 石丸 英明/著 山と溪谷社 2011 |
Team383 中澤 日菜子/著 新潮社 2018 |
発表者には、発表本や発表者名が書かれた
「コミュニケーションカード」をお渡ししています。
バトル終了後には、発表者からコミュニケーションカードをもらえます。
本の情報が載っているので、「あの本が気になったけど、また今度借りようかな?」というときに便利です。
ビブリオバトル終了後は、発表者と観戦者のコミュニケーションをより深めるため、懇談会を行いました。
5分間では発表しきれなかったこと、質問できなかったこと、本について、読書について・・・皆さん話は尽きない様子でした。
バトラーへの道!―知的書評合戦ビブリオバトル入門&体験講座―
日時:平成30年年8月5日(日)13時~
場所:堺市立中央図書館 1階集会室
少人数のグループに分かれ、ビブリオバトルのルールにのっとっておすすめの本を紹介し合います。本家ビブリオバトルよりもアットホームな雰囲気で気軽に体験できちゃいます♪発表に自信のない方には、ビブリオバトル倶楽部が発表のコツやなどをお教えします!
気になっているけど参加したことがない方、発表してみたいけどなかなか勇気の出ない方はぜひこの機会にご参加ください。
※申込み不要です。直接会場へお越しください。
第36回:テーマ「 文化 」
平成30年9月9日(日)14時から
発表者6人・観戦者30人(当日先着)募集中
発表の申込みは中央図書館まで。
来館または電話(072-244-3811)、ビブリオバトル申込みメールで。
(メール件名は「ビブリオバトル申込み」としてください。)
折り返し担当者からご連絡します。
次回のバトルもお楽しみに!