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アイコン:はにぼん

知的書評合戦
ビブリオバトルinさかい #33
平成29年(2017)11月19日(日曜)開催

第33回目のビブリオバトルinさかいを開催しました。

 今日のテーマは「 あじ 」です。
めっきり寒くなりましたね!
当日は太陽が出ていて青空が澄んでいました。
冬の晴れ空は、空気がピリッとして気持ちがいいですね。
はにぼんは寒いので室内に避難です。

 

画像:はにボン  

2時になりました。

いつもは「ビブリオバトルってなに?」という説明から始まるのですが、
少し予定が変わって、本日は毎回恒例のアイスブレイク!からの開始となりました。
2,3名でペアになって、出されたお題を考えます。

アイスブレイクタイム!

 画像:アイスブレイク会場1

今回は、「同音異義語、いくつ書けますか?お題は、≪コウカ≫」

「効果」、「高架」、、、パソコンだと楽~に変換してくれますが、
いざ頭で考えるとなかなか出てこないものも。

画像:アイスブレイク会場2  

書けた数に応じて挙手をしていただき、一番多かったのは7個のトリオさん!
さぁ、漢字は合っているのか、答え合わせです。
   

 画像:会場後ろから  

 こちらがその7個!ありそうでない漢字ってありますよね...  

  画像:アイスブレイク写真  

  優勝トリオには、特製ブックカバーが送られました。  

会場もあたたまってきたところで、いよいよメインイベントです。

       画像:アイスブレイク写真    

   「ビブリオバトルってなに?どんなことをするの?」
 初めに、堺図書館ビブリオバトル倶楽部員からビブリオバトルについての説明があります。

画像:アイスブレイク問題

本は一人で読むのもいいですが、感じたことを、他の人と共有してみたい、という思いを持っている方、
ビブリオバトルで発表してみてはいかがでしょうか?

発表者の方の紹介です。今回はベテランさんばかりなので、どんなバトルになるのでしょう(/・ω・)/ ワクワク
「あじ」というテーマも難しそうですが、どんな本が紹介されるのでしょうか?

画像:アイスブレイク挙手


   はにぼんくじで発表の順番を決めます。
引いた番号がそのまま発表順になります。
 

画像:アイスブレイク答え

それではいよいよ、ビブリオバトル スタートです!   

今回の発表者は4人です。
 

発表の様子

百魚百珍
画像:発表者1

観戦者のコメント

  • 魚が食べたく・・・というより、文章として楽しみたいと思える本の魅力が伝わりました。
  • 本に対する愛情が伝わってきました。
  • 魚についてあまり知らないので興味を持ちました。鍋が食べたくなりますね。
僕が大人になったら
画像:発表者2

観戦者のコメント

  • 私もクラシックが好きなので、生い立ちを知るのが楽しそうです。
  • 私自身は音楽に関心があったわけではありませんが、今日の発表をきいて面白いと感じました。
  • 「音楽は体で感じる味である」という言葉に惹かれました。
新しい常用漢字と人名用漢字
画像:発表者3

観戦者のコメント

  • 普段書いている漢字の法的な歴史について、沢山のネタと詳解を織り交ぜながら説明されていて、とても読みたくなりました。
  • 人名漢字のおもしろさ・難しさが伝わりました。
  • 裁判で訴える方法も書かれているところが面白い。
うろんな客
画像:発表者4

観戦者のコメント

  • 訳し方のおもしろさに「あじ」を感じた。ぜひ読んでみたいと思います。
  • 不思議な本は、ふっと無意識になったときに効きますね。これもそういう本の一つだと思います。
  • 訳に関するご自身の解釈を加え、普通・原文・訳文の違いがよく分かる紹介でした。内容もあまり多くを語らず逆に読みたくなる感じが良かったです。

ビブリオバトルでは、5分間の発表後に、
2分間の質疑応答時間があります。

発表を聞いて、気になった点、もっと知りたいところ等あれば、
遠慮せずに質問してください。

画像:質疑応答

それでは投票です

すべての発表と質疑が終わり、
「一番読みたくなった本」に挙手で投票します。

気になる結果は・・・

今回のチャンプ本

「うろんな客」(発表者:竹田 隆一さん)でした!

画像:第30回チャンプ本発表者

【チャンプ本発表者からのコメント】
「うろんな客」(発表者:竹田 隆一さん)

今回のテーマは「あじ」と言うことで、味のある絵、味のある翻訳、味のある世界観がある 「うろんな客」作:エドワード・ゴーリー 訳:柴田元幸を紹介しました。

  1. 味のある絵
    白黒の線画で書かれている特徴的な絵です。
  2. 味のある翻訳
    原文の英語が韻を踏んでいるので、日本語訳では五・七・五・七・七の短歌調にし、 しかも、最後は四文字熟語です。 「風強く  客もなきはず  冬の夜  ベルは鳴れども  人影皆無」
  3. 味のある世界観
    表紙にある不思議な生き物の説明は全くありません。 結論もすっきりしません。そこは子供向けではなく、大人向け絵本です。

カギ鼻頭のマフラーを巻きスニーカーを履いたヘンな生き物は何なのかは、 翻訳者:柴田元幸氏の後書きを読めば、わかります。 すばらしい翻訳を含めて、エドワード・ゴーリーの絵本の世界を是非お楽しみください。


紹介された本(発表順)
百魚百珍
                      岩満 重孝/著 東京書房社 1973     
僕が大人になったら 若き指揮者のヨーロッパ孤軍奮闘記
                      佐渡 裕/著 PHP研究所 2011          
新しい常用漢字と人名用漢字 漢字制限の歴史
                       安岡 孝一/著 三省堂 2011      
うろんな客
               エドワード・ゴーリー/著 河出書房新社 2000

ビブリオバトル終了後

発表者には発表本や発表者名が書かれた
「コミュニケーションカード」をお渡ししています。

写真:コミュニケーションカード

バトル終了後には、発表者からコミュニケーションカードをもらえます。
本の情報が載っているので、「あの本が気になったけど、また今度借りようかな?」というときに便利です。

写真:

ビブリオバトル終了後は、発表者と観戦者のコミュニケーションをより深めるため、会議室にて、懇談会を行いました。

5分間では発表しきれなかったこと、質問できなかったこと、本について、読書について・・・皆さん話は尽きない様子でした。

懇親会は毎回開催しています。お気軽にご参加ください。


次回開催について

第34回:テーマ「トラブル」
平成30年2月18日(日)14時から
発表者6人・観戦者30人(当日先着)募集中

発表の申込みは中央図書館まで。
来館または電話(072-244-3811)、ビブリオバトル申込みメールで。
(メール件名は「ビブリオバトル申込み」としてください。)
折り返し担当者からご連絡します。
次回のバトルもお楽しみに!

ビブリオバトルロゴ

部員大募集

写真:マイクで語る倶楽部員

堺図書館ビブリオバトル倶楽部では、ビブリオバトルの企画・運営に協力していただけるスタッフを募集中です。

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