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知的書評合戦
ビブリオバトルinさかい #29
平成28年(2016)12月18日(日曜)開催

第29回目のビブリオバトルinさかいを開催しました。

 今日のテーマは「子どもたちに読んで欲しい本 」です。

 はにぼん、ビブリオバトルが始まる前に、中央図書館の子ども室に行ってみました。
 入口の近くに、ブックフェアコーナーがありましたよ。
 毎月、テーマを変えて、いろいろな本を紹介しています。
 今月のテーマは「クリスマス」
 サンタさんはみんなのところにも来てくれるのかな?   

画像:子ども室に行ってみたはにぼん

2時になりました。
ビブリオバトルの時間です!

 「ビブリオバトルってなに?どんなことをするの?」
 初めに、堺図書館ビブリオバトル倶楽部員からビブリオバトルについての説明があります。

 本は一人で読むのもいいですが、感じたことを、他の人と共有してみたい、
 という思いを持っている方、ビブリオバトルで発表してみてはいかがでしょうか?

画像:ビブリオバトルの説明

恒例のアイスブレイクタイム!

倶楽部員からの説明のあと、アイスブレイクタイムです。

隣り合った方と2~3名一組となり、知恵を出し合い、「4字熟語クイズ」に挑戦しました。
『一〇一〇』⇒〇に漢字を入れます。思いついた4字熟語の数の多いペアが優勝です。

画像:アイスブレイクの様子

「一期一会」、「一朝一夕」、「一歩一景」、「一語一句」、
「一喜一憂」の5つを思いついたペアが優勝しました。
この他にも、「一宿一飯」など、まだまだ見つかりそうですね。

画像:アイスブレイクの様子

優勝ペアには、特製ブックカバーが送られました。

ほどよく会場の雰囲気も温まり、ビブリオバトル本番です。


今回の発表者

今回の発表者は5人です。

まずは、くじ引きの結果で発表の順番を決めます。

画像:くじを引いている様子

発表順序も決まり、ビブリオバトル スタートです!


発表の様子

21世紀版少年少女日本文学館 3(ふるさと・野菊の墓)
画像:発表者1

観戦者のコメント

  • 「野菊の墓」の映画は見たが、原作も読んでみたくなった。
  • 名作と言われるものにふれる入口としてよいなあ、と思った。自分の子どもが読める年齢になったら、読ませてみたい。
兎の眼
画像:発表者2

観戦者のコメント

  • "先生もひとりの女性"と気づいた時のショック、印象的でした。
  • かわいい表紙と内容のハードさのギャップに驚きました。
  • 学校という舞台でくり広げられる問題、しかも先生が受ける問題について、子どもが読むという、変わった本だと思います。
ぼくらはそれでも肉を食う 人と動物の奇妙な関係
画像:発表者3

観戦者のコメント

  • 個人で読むより、学校などでみんなで読んで討論するのにふさわしい本のような気がする。
  • 深い内容で、考えさせられる本。
  • 価値観の多様性の部分を考える材料としてよい。
おへそのあな
画像:発表者4

観戦者のコメント

  • 平和の根源は自分が愛されていると感じること、とてもシンプルなテーマが広い世界を変えるかもしれないという風にとらえると、また違った楽しみ方があるなと興味がわきました。
  • 紹介者の絵本に対する熱い思いが本当によく伝わってきた。
シャーロットのおくりもの
画像:発表者5

観戦者のコメント

  • 子どもが命について考えるきっかけになる本だと思いました。
  • 心にずっと残る名作です。私も子どもにおすすめしています。
  • 姪が5歳のとき、映画を見せた。「なんでシャーロット死んでしもたん?」と聞かれたけど、私の方が教えてほしかった。今でもわからない。でもあのシーンを思い出すだけで涙ぐむ。

ビブリオバトルでは、5分間の発表後に、
2分間の質疑応答時間があります。
発表を聞いて、気になった点、もっと知りたいところ等あれば、
遠慮せずに質問してください。

画像:質疑応答 画像:質疑応答

それでは投票です

すべての発表と質疑が終わり、「一番読みたくなった本」に挙手で投票します。

「おへそのあな」と「シャーロットのおくりもの」の2冊が同率1位に!
決勝投票の末、接戦を制した、チャンプ本は?

画像:投票

今回のチャンプ本

投票の結果、第29回のチャンプ本に輝いたのは
「おへそのあな」(発表者:渕上 猛志さん)でした!

画像:第29回チャンプ本発表者

【チャンプ本発表者からのコメント】

ビブリオバトルに二回目の参加で、チャンプになることができました。

他の発表者が児童書を取り上げる中、一人、絵本の発表だったので「場違いかな」と思ってしまいましたが、逆にそれで目立ったのかもしれません。

「子どもたちに読んで欲しい本」というテーマだったので、深い内容の本や人生に影響を与えた本などではなく、シンプルに、父親として「子どもに一番伝えたいこと」を考え、この本を選びました。

ビブリオバトルは、普段何げに読んでいる本を、「なぜ好きになったのか」を思い返す機会となり、それは自分の生き方、考え方を反すうする機会ともなります。

ぜひ、多くの方にご参加頂きたいですし、私もまた参加したいと思います。


紹介された本(発表順)
21世紀版少年少女日本文学館 3(ふるさと・野菊の墓)」 講談社 2009
兎の眼」 灰谷 健次郎/作 理論社 1974
ぼくらはそれでも肉を食う 人と動物の奇妙な関係
ハロルド・ハーツォグ/著 柏書房 2011
おへそのあな」 長谷川 義史/作 BL出版 2006
シャーロットのおくりもの」 E.B.ホワイト/作 あすなろ書房 2001
画像:エントリー本

ビブリオバトル終了後

発表者には発表本や発表者名が書かれた
「コミュニケーションカード」(20枚)をお渡ししています。

写真:コミュニケーションカード

コミュニケーションカードをもらうと共に、質問や感想を伝えてみてはいかがでしょう?

ビブリオバトル終了後は、発表者と観戦者のコミュニケーションをより深めるため、集会室にて懇親会を行いました。

5分間では発表しきれなかったこと、質問できなかったこと、本について、読書について・・・皆さん話は尽きない様子でした。

懇親会は毎回開催しています。お気軽にご参加ください。


次回開催について

第30回:テーマ「夫婦、恋人の間で読んで欲しい本」
平成29年2月19日(日)14時から
発表者6人・観戦者30人(当日先着)募集中

発表の申込みは中央図書館まで。
来館または電話(072-244-3811)、ビブリオバトル申込みメールで。
(メール件名は「ビブリオバトル申込み」としてください。)
折り返し担当者からご連絡します。

ビブリオバトルロゴ