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ビブリオバトルinさかい >知的書評合戦ビブリオバトル 第18回 |
第18回目のビブリオバトルinさかいを開催しました。
扉を開けば、本好きの方の集まる、「知的書評合戦 ビブリオバトル」の世界が待っています。
今回のテーマは「無」
今回のアイスブレイクのクイズは、「1分間で、18文字の中から、3字熟語を6つ見つけ出す」でした。
後ろの方は、立ち上がって問題を見ていました。
クイズを楽しんでいただいているようです。
1位の方の、答え合わせ中です。
(クイズの答え「警視庁・倶楽部・図書館・偏西風・一直線・無分別」)
全問正解ペアが複数だったため、ジャンケンで1位を決定しました。
1位のペアには、ビブリオバトル倶楽部特製デザインの特製のブックカバーが贈呈されました。
会場が盛り上がったところで、ビブリオバトル、スタートです!
発表者は3人ですが、みなさん堺でのビブリオバトル参戦経験が豊富な方で、熱戦が期待できます!
まずはくじ引きで発表の順番を決めます。
1番くじを引いた方から、希望の発表順を選んでもらいます。
ビブリオバトルでは、5分間の発表後に、2分間の質疑応答時間があります。
発表を聞いて、気になった点、もっと知りたいところ等あれば、
遠慮せずに質問してください。
すべての発表と質疑が終わり、「一番読みたくなった本」に挙手で投票します。
接戦を制した、チャンプ本は?
この本と出会ったのは、5月にあったSFセミナーというイベントの「世界文学はSFの宝庫だ!」企画でした。フランス語で最も多く使われる文字「E」を一切使わずに書き上げられた300ページの長編というバカバカしさに呆れつつ読むと、翻訳がこれまたすごいんです。仏語におけるEの位置づけを日本語に「翻訳する」ということの難しさ、面白さを解説した訳者あとがきは、本編と同じくらい読み応えがあります。時間の関係で発表では話せませんでしたが、更には本の装丁も「E」「い段」抜きに合わせてこだわりぬかれています。
そんな『煙滅』に込められた原著者、翻訳者、出版社の執念にノックアウトされていたころ、今回のテーマ「無」が公開されました。このタイミングの良さがチャンプ本に選ばれた本当の理由なんだと思います。
本は読むタイミングが大事だというのはよく言われることですが、読んだ後にもこうしためぐり合わせもあるんだということが体験できたのも、今回参加した収穫でした。
紹介された本 |
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「煙滅」 ジョルジュ・ペレック/著 水声社 |
「大人げない大人になれ!」 成毛 眞/著 ダイヤモンド社 |
「架空通貨」 池井戸 潤/著 講談社 |
発表者には発表本や発表者名が書かれた
「コミュニケーションカード」(20枚)をお渡ししています。
コミュニケーションカードをもらうと共に、質問や感想を伝えてみてはいかがでしょう?
また、ビブリオバトル終了後は、発表者と観戦者のコミュニケーションをより深めるため、集会室にて、懇談会を行いました。
なごやかな雰囲気の楽しい会です。次回開催時にも、お気軽にご参加ください。
観戦者の方にも、「無」をテーマにしたおすすめ本を教えていただきました。
受付でお渡しする用紙に書名やコメントを書いて、受付横にあるボードに自由に貼っていただけます。
「たくさんの人の前で、発表するのは恥ずかしい。けど、この本をほかの方にも読んでもらいたい!」という方、どんどん、おもしろい本をおすすめください。
第19回:テーマ「走」
平成26年12月21日(日曜)14時から
発表者6人・観戦者30人(当日先着)募集中
発表の申込みは中央図書館まで。
来館または電話(072-244-3811)、ビブリオバトル申込みメールで。
(メール件名は「ビブリオバトル申込み」としてください。)
折り返し担当者からご連絡します。