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ビブリオバトルinさかい >知的書評合戦ビブリオバトル 第11回 |
第11回目のビブリオバトルinさかいを開催しました。
今回のテーマは「時間」
まずはアイスブレイクタイム。
マルコ・ポーロの旅の期間や、Jリーグは何周年?など、ユニークなクイズが5問。
観戦者の笑いに包まれて、ビブリオバトル、スタートです!
今回の発表者は5人。
まずはジャンケンで発表の順番を決めます。
・強迫性障害の人の内面が生き生きと書かれている実話ということで興味がわきました。
・自分も似た障害を持っているので、是非読んでみたいと思いました。
・主人公がその後どうなったのか大変気になります。
・毎日、どんな言葉があるのか読んでみたい。
・落ち込んだ時、読みたいです。
・この本を読んだら、忙しくてバタバタした毎日も上機嫌で過ごせるかな?
・どんな内容かは詳しくはわからなかったですが、確かにおもしろそうでした。
・とてもおもしろおかしく聞かせていただきました。
すべての発表と質疑が終わり、
「一番読みたくなった本」に投票します。
さて今回の結果は?
投票の結果、第11回のチャンプ本に輝いたのは
「僕は人生を巻き戻す」
(発表者:谷口
チャンプ本に選んでいただき、ありがとうございます。 作者とエドに成り代わり、御礼申し上げます(笑)
このドキュメンタリーの主人公エドは、強迫性障害という病気に苦しみます。エドは「自分がなにかをすれば、それがトリガーとなって愛する家族はみな死んでしまう。それを防ぐには、時間の進行を無かったことにしなくてはならない。」と感じ、自分が作った見えない檻に囚われてしまいます。そして家族を守りたいがために時間を巻き戻し続けます。 それは先の見えない闇の中のような日々であり、読んでいても何度もページを閉じたくなるほどでした。
この本の終わりでエドは、ようやく人生を前へと踏み出せますが、闇との戦いはエドが生きている限り続いていくでしょう。 それでも、一度自分で歩き出すことができたという記憶は、生涯エドにとっては人生を戦う武器となっていくでしょう。
もし、皆さんが道に迷うようなことがあれば、是非この本を手にとって欲しいと思います。
この本は、きっと勇気を与えてくれますから。
紹介された本(発表順) |
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「孤宿の人 上」
宮部 みゆき/著 新人物往来社
「孤宿の人 下」 宮部 みゆき/著 新人物往来社 |
「タイム・リープ 上」
高畑京一郎/著 メディアワークス
「タイム・リープ 下」 高畑京一郎/著 メディアワークス |
「僕は人生を巻き戻す」 テリー・マーフィー/著 文藝春秋 |
「上機嫌な言葉366日」 田辺 聖子/著 海竜社 |
「へうげもの 1服」 山田 芳裕/著 講談社 |
発表者には発表本や発表者名が書かれた
「コミュニケーションカード」(20枚)をお渡ししています。
コミュニケーションカードをもらうと共に、質問や感想を伝えてみてはいかがでしょう?
また、ビブリオバトル終了後は、発表者と観戦者のコミュニケーションをより深めるため、会議室にて、懇談会を行いました。
なごやかな雰囲気の楽しい会です。
次回、開催時にも、お気軽にご参加ください。
第12回:テーマ「旅」
平成25年10月20日(日)
14時から 発表者6人・観戦者30人募集中
申込みは中央図書館まで。
来館または電話(072-244-3811)、ビブリオバトル申込みメールで。
(メール件名は「ビブリオバトル申込み」としてください。)
折り返し担当者からご連絡します。