堺市 図書館トップページ図書館コラム> 西図書館でアゲハチョウが羽化したよ
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西図書館では、アゲハチョウを卵から育てていました。 3月に羽化するまでの記録を、アゲハチョウのことがわかる本と一緒にご紹介します。アゲハチョウについては、堺自然ふれあいの森の後北館長にもいろいろ教えてもらいました。

アゲハチョウが旅立った後は、カブトムシを育てています。カブトムシの本も一緒に置いていますから、また西図書館に見にきてくださいね。

アゲハチョウの本

写真:アゲハチョウの幼虫

図書館で働いている職員のおうちでアゲハチョウの卵が見つかったので、持ってきてもらいました。
アゲハの幼虫はカンキツ系の葉っぱが大好き! 幼虫の好きな葉っぱの名前をつけました。
幼虫は3匹。「レモンちゃん」「ミカンちゃん」「サンショウくん」です。
返却カウンターのとなりで飼うことにしました。


 
レモンちゃんは茶色のさなぎ、ミカンちゃんとサンショウくんは緑色のさなぎになりました。
Q  なぜさなぎの色が違うの?
A  止まっている枝が乾いているか、湿っているかで色が変わります。
乾いていると幼虫が感じると茶色に、湿っていると感じると緑色になります。
写真:アゲハチョウのさなぎ
Q  いつアゲハになるの?
A  自然では4月過ぎです。たいてい朝にアゲハになります。
さなぎがチョウになることを羽化といいますよ。
5度以下の寒さが3ヶ月以上続いた後で暖かくなると、羽化します。
図書館の中は温度が外とは違うので、アゲハになる時期がずれてしまうかもしれませんね。

Q  早くアゲハになったらどうしたらいいの?
A  早くアゲハになると外はまだ寒いので、放すと死んでしまいます。
アゲハの体温が30度以上ないと飛ぶことができません。
やわらかいアミの中で飼ってあげるのがよいでしょう。
また、じゅうぶん暖かくなっても、生まれたところに放してあげないとなりません。

写真:アゲハチョウの羽化

3月に、さなぎだったアゲハが羽化しました。


 

しばらくして、ハネを広げているところです。

がんばれ!

写真:アゲハチョウがハネをひろげているところ

写真:大きなアゲハチョウ

大きくて立派なアゲハチョウになりました。
4月になったので、卵の見つかった場所に放しました。



Q  アゲハは何を食べるの?
A  花の蜜が栄養となります。
おうちで飼うときは砂糖水でもいいですよ。
羽をつまんで、丸まったアゲハの口をそっと伸ばし、砂糖水を浸したティッシュにつけてください。
アゲハは前足で甘さを感じるので、前足も一緒につけると、おいしいと感じてたくさん飲んでくれますよ。

アゲハチョウが飛び立ったので、西図書館では、カブトムシの幼虫の飼育を始めました。

図書館に来たら、返却カウンターにあるケースをのぞいてね!

写真:カブトムシの飼育
 
写真:カブトムシの幼虫

これからどんどん大きくなります。
無事に立派なカブトムシになりますように!

みんなも応援してね!



写真:後北館長

アゲハについて、たくさん教えてくれた、堺自然ふれあいの森の後北館長さんです。

昆虫について、とっても詳しいよ!


協力:堺自然ふれあいの森(南区畑1740番地、電話 072-290-0800)