|
図書館トップページ> 図書館コラム> 落語大学栂分校 |
平成26年11月12日、栂分館で落語会を開催しました。
演者は関西大学の文化会クラブ「落語大学」の皆さんです。
落語大学は昭和38年創立の歴史あるクラブで、現・桂文枝さんが在籍したことでも有名です。
お一人目は千里家帝風(せんりやてーぷ)さん。
マクラでは、落語大学というクラブについて、また芸名について話してくださいました。
演目は「時うどん」です。
屋台のうどん屋さんをうまくごまかして、1文足りない代金でうどんを食べた清八。
種明かし聞いた喜六は、翌日まねをして同じようにうどんを食べようとしますが…
次は爪田家好流(つめたや すくりゅー)さん、演目は「ふぐ鍋」。
お世話になっている旦那さんに旅行のお土産を持って行った大橋さんは、お相伴でご馳走になることに。
機嫌よくお酒を飲んでいますが、メインの料理がふぐ鍋と聞いてびっくり。
「ある方法」で中毒しないことを確認した旦那さんと大橋さんは、争うようにふぐ鍋を食べてしまいます。
食べ終わった頃にやって来たのは…
急に寒くなったこの日にふさわしく、二席とも温かい食べ物の噺でした。
図書館には、落語についての本や、落語全集などもあります。
上方落語の主だったネタが網羅された本として最後にご紹介した『上方落語のネタ帳』(小佐田定雄/作 PHP研究所)は帝風さんもお持ちの1冊だそうです。
終演後、お客さんから落語についての質問が出るなど、和やかな会になりました。