郷土資料展「堺と住吉」 | もどる |
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郷土資料展「堺と住吉」の様子 |
主な展示内容 住吉大社や堺〜住吉間の名所を中心に資料を展示。 1)住吉大社: 「摂州住吉宮地全図」「住吉社細見絵図」「住吉神社境内領地絵図面」「堺市史史料写真・住吉神社卯葉神事、住吉神神輿宿院渡御之光景」 2)住吉周辺の名所: 「諸国名所百景(泉州堺なにわやの松)」「住吉難波屋(笠松)」「住吉名勝図会」「堺名所・住吉神社」「大阪名所・住吉神社」 3)堺と住吉: 「荒和大祓御祭礼図」「住吉・堺名所並ニ豪商案内記」 4)源氏物語と住吉: 「与謝野晶子訳『新訳源氏物語』」 |
展示資料(一部) |
『住吉社細見絵図』 江戸時代中期の明和8年(1771)の絵図です。 西の端(絵図の下側)には、高燈籠(たかとうろう)が描かれ、海に面して住吉の浜から灯台の役割を果たしていたことが伺えます。 (画像クリックで拡大画像) |
『摂津国一之宮住吉神社御境内領地絵図面(抄写)』 宝永元年(1704)に大和川付け替えによって、南北に領地が分断されています。 堺北庄は、住吉神社の領地であったため、堺と住吉とのつながりが深かったと考えられます。 (画像クリックで拡大画像) |
難波屋(なにわや)の松 『諸国名所百景』『住吉難波屋』 茶店・難波屋の庭にあった松は、住吉大社参詣の途中、紀州街道脇にあった名所でした。大小2株の笠を広げたような大松で、大は直径100m、小は50mもありました。 昭和20年頃まではあったそうですが、現在は残っていません。近くの安立(あんりゅう)小学校で笠松復活のため苗木が育てられています。 『諸国名所百景』には、「泉州堺なにわやの松」とありますように、当時はすでに堺と大和川で隔てられていたにもかかわらず、住吉の地は堺と密接なつながりがありました。 (画像クリックで拡大画像) |
関連ブックフェアとして、資料展開催期間中、今回のテーマに関連する書籍約50冊を中央図書館2階一般閲覧室にて展示しています。 |